【ラブライブ!サンシャイン!!】今年も沼津の至るところでお祝い!「渡辺曜誕生祭2024」

1.沼津移住後初めての曜ちゃんバースデー

去る4月17日Aqours渡辺曜ちゃん、そして幻日のヨハネのヨウちゃんの誕生日でした!キャラクターの誕生日となると、全国各地、あるいは国境を越えてファンが沼津に集結しますが、沼津の街でも誕生日に合わせた様々な催しがあります。

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筆者としては沼津に移住してから初めての曜ちゃんバースデーでした。今年は平日のど真ん中でしたが、仕事の方はしっかり有給休暇を取得し、「推し事」に専念して要りました。誕生日こそ過ぎてはしまいましたが、当日並びに前日の様子をご紹介できればと思います。

2.お祝いに合わせて色々回ってみた!

(1)「実家」には「直前の週末」に”ずらして”訪問

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曜ちゃんの誕生日といえば、沼津市下河原町にある喫茶店「欧蘭陀館 下河原店」さんに各地からファンが集結することで知られています。以前誕生日当日に訪問した際には、入店まで2時間近く待ったということもありました。せっかくのお休みでもあるため、時間を有効に使いたく思い、あえてタイミングをずらして訪問することに。

Twitterなどを見るに、当日はバルーンアートなどが飾られて誕生日のお祝いムードが演出されていたようですが、誕生日前からすでに誕生日をお祝いするような雰囲気にはなっていました。そもそも、いつ来てもこちらは渡辺曜ちゃんのおうち」ともいうべき演出がなされており、当日でなくてもファンとしては満足度が高いお店です。

筆者がこの日いただいたのはケーキのセットでしたが、曜ちゃんをイメージしたセットメニューは誕生日以外にもいただくことができます。もちろん、当日限定メニューを狙っていくのも楽しみ方としてはこの上ないのかもしれませんが、当日ではなくても特別感が感じられるはずです。

(2)内浦・西浦の様子

せっかくの休日だったので、久しぶりに内浦や西浦の方まで足を延ばしてみました。三島駅から駿豆線に乗車し、伊豆長岡駅でバスに乗り換え、まずは三津に向かいました。

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曜ちゃんといえば、センターを務めた2ndシングル恋になりたいAQUARIUMを挙げる方が多いかと思います。最近では、キャラクターをラッコにデフォルメしたアニメーションMVが披露され、話題になりました。

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そんな「恋になりたいAQUARIUM」のアニメーションMVに登場する伊豆三津シーパラダイス(みとしー)」を久しぶりに訪問しました。「ラブライブ!の舞台」というイメージが先行してしまっているのかもしれない伊豆三津シーパラダイスですが、水族館としてもかなりすごい場所なんだそうです。1930年には日本で初めてバンドウイルカの飼育を開始したほか、1930年代の間にジンベエザメやミンククジラを世界で初めて飼育したとのこと。1977年には水族館のマスコットキャラクター「うちっちー」のモデルになったセイウチを日本で初めて飼育したほか、1982年にはラッコの飼育にも、こちらも日本の水族館では初めて取り掛かっています。

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みとしー自体には何度も訪問していますが、最近はあまり訪れることがありませんでした。そんなこともあってか、慣れているはずの場所でもどことなく懐かしい感じがしたというのが正直なところです。この日は駆け足気味でしたが、また近日中にゆっくり過ごしてみたいですね。

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続いて訪れたのは西浦木負にある「海のステージ」さん。こちらもかつて「スカンジナビア号が係留されていた場所のお店というだけあり、「曜ちゃんゆかりの地」として、訪問しておきたかった場所です。

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このブログでも3年前に紹介していましたが、今でもスカンジナビア号が沼津の西浦にいたら、ラブライブ!サンシャイン!!のアニメにもがっつり出てきたんだろうかと思うところです。それこそ、曜ちゃん推しにとってはいわば「聖地」のような場所だったのかもしれません。

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この日いただいたのは渡辺曜ちゃんのはらぺこセット」です。ハンバーグ、サラダ、ピラフにスープやオレンジジュース、ヨーグルトが付いたセットメニューです。ボリュームもあるので、まさしく「はらぺこセット」でした。スクールアイドルと水泳部を掛け持ちしている曜ちゃんらしさが感じられました。

(3)「夜の沼津」でもお祝い

沼津駅周辺に多数あるバーなどの飲食店でも、曜ちゃんの誕生日に合わせた限定メニューなどが提供されました。お酒などは公式コラボではありませんが、コラボカフェの誕生日メニュー顔負けの商品もあり、これらをいただくのも楽しいかと思います。

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まずご紹介するのは大手町にある中華料理店「301餃子沼津駅南口店」さんの誕生日イメージの限定メニュー。広島県江田島米焼酎「ヨーソロ」をベースに内浦産の柑橘類やスパイスを使った「内浦産フルーツのスパイスヨーソロサワー」と中華の春巻きにハンバーグを使った「ハンバーグ春巻き」。スパイスヨーソロサワーはベースになっている米焼酎とフルーツの甘みとスパイスの香りが絶妙であり、ハンバーグ春巻きはアツアツの春巻きで、食べた感じは想像以上にハンバーグでした。春巻きでもこれなら曜ちゃんも大満足ですね!

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仲見世商店街のカフェバー「ねこと白鳥」さんでは、4月の"お祝いメニュー"としてカクテル2種とフード1種類を用意。カクテルはアルコール入りの「Sunny rain」とノンアルコールの「ドロップレイン」、フードは「野菜たっぷり!ハンバーグサンド」が、4月17日から提供されています。筆者は当日にSunny rainとハンバーグサンドをいただきました。特にハンバーグサンドは、ハンバーグが分厚い上に野菜もその名の通りたっぷり入っており、食べ応えがしっかりありました。限定メニュー同士のペアリングもいいですが、Sunny rainをいただきながらハンバーグサンドの到着を待ち、来たところでビールなどの別のお酒と組み合わせるというのがおすすめです。筆者はジャックコークと組み合わせてみました。

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一方、こちらは記念のメニューとして公式に存在するものではありませんが、沼津駅近くのバーにて、渡辺曜ちゃんをイメージしたカクテルをリクエストしてみました。大手町にある「TOM'S BAR」さんでは、昨年も同じように曜ちゃんをイメージしたオリジナルカクテルを使っていただきましたが、今年もお願いしてみました。透明感のある水色が、いかにも曜ちゃんをイメージした色合いであり、曲線的なグラスが可愛らしさを演出していました。

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北口側の高島町にある「BAR THE PINE」さんでも、同じように曜ちゃんをイメージしたカクテルをリクエストしてみました。こちらでいただいたのは、ブルーラグーンというカクテルに内浦産の甘夏ピールの香りを加えたもの。色合いもそうですが、甘夏の爽やかな香りからも、曜ちゃんらしさを感じられる1杯でした。

3.誕生日ならではの雰囲気

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ラブライブ!サンシャイン!!も今年で9周年を迎えます。キャラクターの誕生日のお祝いも定例化しつつありますが、それでもやはり特別な日という感じは未だにある上、街の至るところでお祝いされているのは今でも変わらないと感じています。昨年からは沼津駅でも誕生日が大々的に祝われるようになり、外から鉄道で沼津を訪れた人にとっては、駅に着いた時点で「沼津に来た!」と感じられる雰囲気になっています。

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また、沼津市の外でも、誕生日のお祝いは9周年を控えた今なお続いています。伊豆箱根鉄道駿豆線では、昨年運行を開始した7000系7502編成”YOHANE TRAIN”に幻日のヨハネのキャラクターデザインのヘッドマークを掲出し始めています。4月17日のヨウちゃんを皮切りに、今年度は幻日のヨハネで行くのでしょう。こちらも息の長いつながりですね。

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沼津の街とラブライブ!サンシャイン!!のつながりは、これまで常に水入らずのものであったとは言い切れませんが、9周年を控えた今なお強固なものであるはずです。それを特に感じられるのが各キャラクターの誕生日でしょうか。それぞれのゆかりの地でまるで地元の子のように祝われているのを見ると、地元の方々には頭が上がらない思いでしかありません。そんな関係が末永く続くことを祈って、この言葉で締めくくりたいと思います。

曜ちゃん/ヨウちゃん、お誕生日おめでとう!!!

【沼津クラフトビール便り】20種類のクラフトビールが飲み放題!Repubrew(リパブリュー)沼津店7周年イベントに行ってきた!

1.「駅前ビール工場」が7周年!

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沼津駅南口から徒歩2~3分ほどの雑居ビル「ポルト沼津」の地下にある「駅前ビール工場 リパブリュー沼津」。ビアバーとブルワリーを併設している同店は、常時20種類以上のクラフトビールのほか、シェフによるこだわりの料理も楽しむことができます。他のブルワリーのビールがゲストビールとして提供されていることもありますが、昨年三島市に開設した新工場「Natural Roots Studio(ナチュラルルーツスタジオ)」が稼働を開始して以来、ほぼ全部のタップが自社製ビールとなっており、勢いとしては静岡県東部のブルワリーの中でも随一といえます。

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そんな駅前ビール工場にて、開店から7周年を祝うイベントが、去る4月6日と7日に開催されました。昨年の6周年イベントにも参加しましたが、普段のリパブリューさんではなかなかできない楽しみ方ができたのが楽しかったので、今回も参加してしまいました!

2.イベントの様子

①20種類のクラフトビールが飲み放題!!!

リパブリューの周年イベントは「とにかく飲んで楽しんだもん勝ち!」という雰囲気です。立食形式、すなわち立ち飲みで、カウンターでは隣同士で会話がはずんだり、普段は工場にいてお店ではお会いすることがなかなかできないブルワーの方からビールに関する話を直接聞いたりと、ビール好きで酒場好きな人には楽しすぎるイベントになっています。

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料理もおいしくビールに合うものが揃っていましたが、一番の魅力は「20種類のクラフトビールが飲み放題」であること。リパブリューさんのレストランには平時からクラフトビールが飲み放題となるコースが存在しますが、そちらで飲み放題となるのは5種類のみ*1。20種類すべてが飲み放題になるのは、今回のような周年イベントだけです。定番である「69IPA」「本生」だけではなく、代わる代わるリリースされる限定ビールまで、幅広く楽しむことができます。

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リパブリューさんのビールの特徴としては、どれを飲んでもホップの香りが華やかであること。ありふれた普通のビールのような、とにかくのど越しだけで飲むものではなく、ホップ由来の香りや苦みなどをじっくり感じながらいただきたいビールが揃っています。その他、普段想像する「ビール」というお酒の枠に決して収まらない見た目のものもあり、いつ来ても新鮮味のあるビールに出会えるというのが魅力でしょうか(上記2つのビールはいずれも過去にリリースされたビール)。

②7周年記念の新作ビールも登場!

7周年に合わせてた新作ビールも、イベントにてリリースされました。特に今年は2種類の記念ビールがリリースされるなど、勢いのあるブルワリーらしい7周年のお祝いになっていました。こちらでは筆者が飲んでみた順に紹介していきます。

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1種類目は「SEVEN SPICES」。元のスタイルは「ベルジャンウィット」ですが、そこに7周年にちなんで7つのスパイス(唐辛子・麻の実・生姜・大葉・山椒・コリアンダーオレンジピール)を投入して仕込んだ、いわば「七味のビール」です。その名に恥じず辛さを前面に感じるビールで、飲み口でまず出てくるのは唐辛子でした。次いで感じられたのは山椒のピリッとした辛さ。唐辛子とは別ベクトルの辛さが感じられ、ここまで辛さを際立たせたビールってアリなんだと驚いた次第。その後に徐々に感じてきたのはベルジャンウィットらしいコリアンダーオレンジピールの香り。辛さが際立っているとはいえ、それ以外のスパイスも良い仕事をしていました。

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2種類目は「CONIX BRUT IPA。大人気のイラストレーターConixさんとのコラボビールです。Brut IPAというスタイルのビールですが、6.5%という度数ながらかなりすっきりした飲み口なのが特徴。それでいてホップの心地よい香りが後から追いかけてくるビールで、口に含んだ直後からの味の印象の変化が面白いと感じました。先の「SEVEN SPICES」もそうですが、今回の7周年ビールはどれも甘さが控えめのビールで、食中酒としていただくのもよさそうな気がしました。

3.8年目に突入もこれからの新作はまだまだ未知数!

8年目に突入したリパブリューさんは、すでに常連を越えたファンが多数ついており、すっかり「沼津や三島の看板ブルワリー」の一角を占める存在になっています。定番の2種に関しては沼津市内のコンビニで見かける機会も増えてきており、「クラフトビールの街」にすっかり根付いていることを日々感じています。

筆者もこれまでリパブリューさんにて様々なクラフトビールを飲ませていただいており、「こんなビールもあるんだ!」と驚かされたことが少なくありません。静岡県東部に限らず、日本各地にクラフトビールのブルワリーが増えていますが、リパブリューさんはその中でも斬新かつはずれのないブルワリーであるように感じています。これからも色んなビールで飲み手を驚かせ続けていただきたいですね。

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*1:在庫状況により異なる模様

【沼津まちあるき紀行】沼津市街や沼津港周辺で桜がきれいな場所を回ってみた!

1.沼津も桜の季節へ

2024年も早いもので4月を迎えました。4月といえば新年度がスタートする月であり、多くの人が新天地へのスタートを切ることになるのかもしれません。入学式なんて懐かしいですね。

そんな季節の楽しみといえば「桜」でしょうか。桜を背景にして記念撮影をしたり、花見を楽しんだりする人も多いでしょう。先週末(3月30日・31日)は異常な暑さだったとはいえ、春本番の暖かさで出かけるのにもちょうどいい陽気の日が増えてきています。

www.at-s.com

www.pref.shizuoka.jp

筆者にとっては沼津で迎える初めての春なので、折角なら沼津の桜の名所を回ってみようかと思い立ちました。参考にしたのは静岡新聞の特集記事と静岡県のホームページ。ここから沼津の市街地から近い場所をピックアップしてみました!(写真はいずれも3月31日に撮影)

2.沼津市街から気軽に行けるお花見スポット5選

(1)日枝神社(山王公園)

沼津駅南口から歩いて行ける日枝神社は、平安時代に建立された900年以上の歴史がある神社です。国の重要文化財に指定されている「紙本着色山王霊験記」今川氏、北条氏、足利氏などにまつわる古文書など、貴重な史料を多く保管しています。地元の方々には「山王さん」との呼び名で親しまれています。毎年9月に催される「例大祭」は大いににぎわうほか、境内にある「日枝天満宮では毎年1月に「天神祭り」にて筆の供養などが行われるほか、受験生が合格祈願に訪れるそうです。

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隣接する山王公園と併せ、桜がいくつか植わっています。お参りがてら桜を眺めるのが良いかもしれません。

日枝神社(山王公園)へのアクセス:沼津駅南口から徒歩15分、外堀通り・山王通りを東にまっすぐ平町方面へ進んだところ。駐車場の台数が限られるため、駅から徒歩で向かうのが良いです。

(2)高沢公園

高沢公園沼津駅の北側にある公園です。かつて東海道線御殿場線でも活躍した貨物用蒸気機関車「D52 136号機」が保存されており、公園のシンボル的な存在にもなっています。冬にはイルミネーションも楽しむことができます。

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こちらは4月6日時点でほぼ満開に近い様子でした。桜とSLの競演も楽しめるのは、沼津市ではこちらだけでしょう。

・高沢公園へのアクセス:沼津駅北口から徒歩10分、プラサヴェルデ前から延びる道を「あまねガード北」交差点を越えて西に進んだところ。こちらも駐車場がないので、駅から徒歩で向かいましょう。

(3)中央公園

中央公園沼津市の中心部にある公園です。憩いの場としてだけではなく、様々なイベントの会場としての性格も持っています。昨年から再整備に向けた検討が進められているそうで、公園内に人工芝が敷かれたり、近くにある広場と仮設の階段で接続したりするなど、様子が少しずつ変化しています。

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階段を下った広場も含めて桜が数本あります。公園内にはベンチもあるので、座りながらゆっくり桜を見ることができるはずです。ただし、海から狩野川を通って吹き込む風が日によってかなり強いので、ごみの管理や飛来物などには注意が必要です。

沼津中央公園へのアクセス:沼津駅南口から徒歩約10分。「さんさん通り」を駅から港方面に南下し、大手町交差点を渡ったところで左に行ったところです。

(4)蛇松緑

松緑沼津駅からほど近い白銀町から沼津港近くの蛇松町に向かって伸びる全長1.8㎞の遊歩道です。1974(昭和49)年に廃止された国鉄沼津港線の敷地を整備した緑道で、地域の方々によって草花や木々が整備されています。お寺が複数所在する閑静な住宅街を通る遊歩道で、沼津の街における憩いの場となっています。

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松緑道も一部の区間に桜並木があるほか、単体や数本集まっている場所も数か所あります。桜並木も開花が進み、すっかり壮観という様相でした。沼津駅のあたりから桜を眺めながら沼津港や千本浜公園へ歩いて行ってみるのもいいかもしれません。

・蛇松緑道へのアクセス:沼津駅南口から徒歩約10分。外堀通りを西に進み、「沼津通運倉庫」の大きな倉庫の正面が沼津駅側の起点。駐車場はないため、沼津駅または沼津港からの散歩がてらお花見を楽しむのが良いでしょう。

(5)千本浜公園

沼津市を代表する景勝地である千本松原にある千本浜公園は、沼津市内でも最大規模の公園です。松林の中に遊歩道が整備されており、散歩やジョギングに最適な環境となっています。また、公園内には歌碑や文学碑が多数あり、沼津ゆかりの人物をたどるという楽しみ方もできると思われます。

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千本浜公園も市街地方面から入ってきたあたりに桜の木があります。4月6日時点で木によっては満開となっていました。

・千本浜公園へのアクセス:東海バス沼津駅」バス停(沼津駅南口のバスターミナル)1番乗り場から東海バスの「沼津港循環」に乗車し「千本浜公園」バス停にて下車。所要時間は約10分。蛇松緑道を歩いて途中で逸れてもいけるほか、沼津港からも徒歩20分程度です。駐車場110台分あり。

3.駅からふらっと行けるスポットに桜が点在!

駅から徒歩で行ける、あるいはちょっと長めの散歩がてら行けるスポットをざっくり紹介しました。天気の良い日に桜目当てで沼津の街をぶらぶらしてみるのも楽しいかもしれません。外国人観光客の復活によりオーバーツーリズムが問題視されつつある中、有名な桜の名所も人でごった返してしまうのかもしれませんが、町場のふとした場所であっても、桜をじっくり楽しむことはできます。この季節にしか見ることができない沼津を、筆者もじっくり体験したいと思っております。

【月記】2024年3月

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1.あったこと/やったこと

2日:沼津で初めて髪を切りました。それまでは東京の実家の近くにある理髪店に小学生のころからお世話になっていたものの、店主も高齢になり次のお店を探さなければと思っていたところ、フォロワーさんから平町にある理髪店を紹介され、そちらに行くことにしました。値段も手ごろながら、店員さんの接客も親しみすく親切なもので、沼津にいる間はこちらに通おうと決めました。

3日:大津波警報が発令されることを想定した訓練のメールとサイレンで起こされたのち、沼津駅南口からタイムズカーシェアのCX-30に乗り西浦の駿陽荘やま弥さんを訪問しました。名物のみかんご飯も間もなく終了という時期だったので、終わる前に食べておこうと思い、鯛丼のご飯をみかんご飯に変更していただきました。翌日が国木田花丸ちゃんの誕生日だったこともあり、ちょうどいいタイミングでの訪問だったかなと思いました。

4日:「ラブライブ!サンシャイン!!国木田花丸ちゃん/「幻日のヨハネ」ハナマルちゃんの誕生日。仲見世商店街にある「ねこと白鳥」さんを訪問し、「お祝い」のカクテルをノンアルコールでいただきました。

9日:この週末に開催されていたユニット甲子園は全公演不参加とし、高校のクラス会のために上京。クラス会の前には部活の顧問と4年半ぶりに再会しました。その日のうちに新幹線を利用して沼津に帰りました。

10日:大学時代からの友人と伊豆半島をドライブしていました。西伊豆スカイラインから国道136号線で土肥に抜けて海沿いの道を通って石廊崎まで向かったのち、下田で昼食をとってから天城峠経由で沼津に戻りました。伊豆半島もいろいろな場所があることを改めて感じ、各地をゆっくり回ってみたいなと感じた機会でした。

11日:東日本大震災から13年。震災当時は12歳だったので、震災前よりも長い時間がたってしまったことを感じた一日でした。

16日:JR東海が開催する「さわやかウォーキング」の「駿河湾から望む富士山と『内浦』」に参加。

22日:会社を丸一日休んで新型コロナウイルスのワクチンを接種。通算5回目で無料接種の最終回でした。受ける必要があるかどうか迷ったのも事実ではあるものの、今でも時折感染してつらい思いをしたという話に触れる機会があり、タダで打てられるのならと思って打ちました。幸いにも副反応はかなり控えめでした。

23日:案外調子が良かったので、電車で三島に向かい、ベアードビールさんの新しいタップルームを訪問しました。小さいお店ながら、気軽に飲めるお店でした。

24日:沼津駅北口の洋食店「千楽」さんにて、将棋の藤井聡太八冠が沼津での対局の際に食べた「カツハヤシ」をいただきました。勝負飯の名にふさわしい食べ応えの一皿でした。

29日:大雨につき出勤時に駅までバスに乗ったところ、来たバスがラッピングの車でした。日常の中でかなり濃いめのAqoursを感じることができて、忙しい年度末もつつがなく締めることができました。

30日:大学時代の後輩と会うために上京。高田馬場にある静岡おでんのお店「ガッツ」とベアードビールのタップルームで、静岡の食べ物やお酒を東京で楽しんでいました。

2.投稿した記事

(1)【沼津バー巡り・特別編】百寿の輝(ももじゅのかがやき)「バーの街」の100周年記念カクテル

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昨年夏に初お披露目となった沼津のご当地カクテル「百寿の輝」についての記事です。沼津はほかにも「シースカウト」というご当地カクテルが存在するなど、バーの文化が定着した街です。カクテルでのお祝いとは、沼津らしい祝い方だと感じる次第です。

(2)【沼津】食べ歩き&飲み歩きに音楽も!「第16回ぬまづ港の街BAR」が2024年5月25日に開催決定!

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随分と気が早いようにも思えますが、5月のイベントに関する記事です。梅雨入り前の沼津が一番好きな筆者としては、今年も楽しみで仕方がないイベントです。

(3)【イベント参戦レポ】JR東海「さわやかウォーキング」×ラブライブ!サンシャイン!! 駿河湾から望む富士山と「内浦」(2024年3月16日)

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3月16日に開催された「さわやかウォーキング」の様子をまとめた記事です。ラブライブ!サンシャイン!!とのコラボ企画としてのさわやかウォーキングは今年6月末にも開催されることが決まっています。伊豆長岡駅発と沼津駅発の2日間開催となるらしく、前者には健脚向けのコースも用意されるそうです。

(4)【ラブライブ!サンシャイン!!×沼津】JR東海コラボ企画「沼津ゲキ推しキャンペーン!」開始から1年

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JR東海ラブライブ!サンシャイン!!とのコラボが開始から1年が経過したという話題を取り上げた記事です。いい関係が末永く続き、より良い形に発展していくことを願わんばかりです。

3.前月の所感

(1)「立つ鳥跡を濁さず」

2月25日に閉園したあわしまマリンパークにて、旧運営会社が主催する「ファイナルパーティー」が、3月9日と10日に開催されました。筆者自身は不参加としたものの、その週末は多くの方が淡島に足を運んだと聞いています。

感動的なイベントになるはずが、当日の運営体制に関するいくつかの事柄などを火種に、SNSで炎上してしまう事態に発展してしまったそうです。金額に関しては失念してしまったものの、クラウドファンディングのような支援の要素も加味されていたらしく、通常の入園料よりも高い料金が設定されていたようで、そんなところでも火に油を注ぐような事態になってしまっていた様子をSNSにて観測しました。

あわしまマリンパークを巡るこの騒動は、2回目のファイナルパーティーを開催したことでさらに話が大きくなりました。初回がそもそもユニット甲子園とまるかぶりの日程で、それを受けたのか30日と31日にも同様のイベントを開催すると発表。しかしながら、全く同じ日程で今度はμ’sのイベントが開催されることが決まっており、ラブライバーを中心に火に油を注ぐ形になってしまいました。

中には「ラブライバーのおかげであわしまマリンパークが成り立っていた」というような趣旨の投稿も散見されましたが、最終営業日が近づく中で訪れていたのはラブライバーだけではないというのが現地を訪れた際の実感でした。地元の方にも長年にわたって親しまれてきた場所が、金銭トラブルにおける渦中の島となってしまったことは、大変残念に思うところです。もう一度淡島に渡り、カエルやウニなどの展示を心穏やかに見ることができる日が来てほしいと願いつつ、去り際をもう少しまともな形にできなかったのかと落胆しています。

(2)「木を見て森を見ず」

3月9日・10日に開催されたユニット甲子園ですが、国木田花丸役・高槻かなこさんは体調不良を理由に出演を見合わせました。2021年に「適応障害」と診断されて活動を一時休止し、AZELEAの1stライブ(同年8月)と2ndライブ(同年11月)への出演が叶っていませんでした。ライブ翌日には本人よりInstagramにて状況が明らかにされ、その内容は一部のメディアでも報じられました。2月までは舞台などで精力的に活動している様子でしたが、出演見合わせを発表してからはSNSの更新もほぼ止まっているなど、目立った活動はないようです。

適応障害の要因はストレスであるとされていますが、その要因にはパワハラや過大な仕事量など、様々なものがあるとされています。SNS上では本件を受け、ユニット内での人間関係がその要因なのではないかという推測が飛び交い、それに起因する心無い投稿も少なからず見受けられました。ひいてはラブライブ!サンシャイン!!全体にまつわる悲観的な憶測まで出てきており、話が思わぬ方面で大きくなっていったのを見ていました。

「ユニットのライブがあるタイミングで体調不良になっている」というところだけを見れば、人間関係に要因を見出すことができるのかもしれません。しかしながら、他の活動を見てみる限りでは、そのように断定するのはやや早計のように感じられます。2022年発売の「BANZAI! digital trippers」や2023年発売の幻日のヨハネのアニメ挿入歌「R・E・P」では、ユニットのメンバーと共演するパートがあり、2曲とも昨年開催されたライブで披露されています。また、ほぼ月に一度放送される「浦の星女学院生放送」のほか、その他インターネット番組などにて同じAZELEAのメンバーと共演する機会もゼロではありません。

そもそも、2020年末にオンラインで開催されたカウントダウンライブの際に体調不良で欠場し、そこから医師の診察を受け続けた結果、AZELEAの1stライブの前に診断が出たという経緯であったと記憶しています。その前にあったラブライブ!サンシャイン!!以外の活動が要因であるとも考えられるため、その要因をユニット内での人間関係に断定するというのは、やや無理のある話なのではないかと考えます。原因が何であれ、今はただ休養に専念し、再び元気な姿でパフォーマンスを見せる様子を見られることを願うばかりです。

4.前月の課題

・自炊の回数が減少傾向にある

自炊をする機会が減りつつあるように感じています。忙しさやめんどくささが先行してしまい、ついつい外食やテイクアウトなどが増えてしまいがちなのですが、栄養バランス等も考えると、自分で作るのが大変であっても確実なのではないかと考えています。豚汁のような簡単なものであっても良いので、毎日何かしら作る習慣をつけて、それを維持していきたいです。

5.4月の予定・目標

(1)予定

7日:Repubrew(リパブリュー)沼津店7周年のイベントに参加。

13日:「ラブライブ!サンシャイン!! Aqours 浦の星女学院RADIO!!! JMA出張放送局2 ~かえってきたバブ卒達!ラジオとライブでわいわいわい~ in TYS豊洲)」に参加。

17日:渡辺曜ちゃんの誕生日。

(2)目標

①酒量を減らす:健康増進と出費抑制のため、酒量を控えめにします。月曜から木曜は禁酒としたり、外食ではなく自炊による家飲みの回数を増やしたりするなど、飲む機会や量を減らしていくことを考えています。

②家の中をきれいに保つ:家の中の整理整頓を確実に行うことにより、いつでも人を呼んでも差し支えない状態を維持します。せっかく自分で気に入って選んだ場所なので、可能な限り綺麗かつ丁寧に暮らしていけたらいいなと思っています。

【ラブライブ!サンシャイン!!×沼津】JR東海コラボ企画「沼津ゲキ推しキャンペーン!」開始から1年

1.「沼津ゲキ推しキャンペーン!」とは?

ラブライブ!サンシャイン!!JR東海がコラボした「沼津ゲキ推しキャンペーン!」がスタートした日から、先日ちょうど1年が経過しました。

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アニメとのコラボにはかなり消極的だったJR東海によるこちらの企画は、発表当初は意外すぎるものとして受け入れられていたように記憶しています。国鉄出身者が多くを占めていた経営陣の世代交代が進んだことによるものという見方もありましたが、コロナ禍を経てビジネス客の利用回復が進んでいないのか、その分の穴埋めをすべく新たな観光需要の喚起を図ろうとしたものというのが、この企画を打ち上げた真相なのかもしれません*1。昨年3月24日に発表されたJR東海の2023年度の重点施策の中では、「需要喚起策により鉄道のご利用及び収益の拡大を図ります」として、旅客の動向やニーズをつかんだ新たな営業施策の一つとして「推し旅アップデート」を挙げ、その代表例として沼津のラブライブ!サンシャイン!!とのコラボを資料内で取り上げるなど、JR東海としてもかなり力を入れた企画であったと伺うことができます*2

企画自体は昨年8月末をもって終了しましたが、沼津駅を中心としたラブライブサンシャインとのコラボは継続しています。電車で沼津を訪れるファンに対するサプライズ的な演出も今なお行われています。

2.企画を通してあったこと

本企画では様々な催しがあり、期間中は常に訪れる人を飽きさせないような工夫が感じられました。今までコラボ企画が一切なかった事業者のものとは思えないものも多くあり、JR東海の企画力や意気込みを感じさせられ続けました。

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イベント初日の3月25日には、渡辺曜役・斉藤朱夏さんと津島善子役・小林愛香さんが1日駅長を務めました。沼津駅長とともに「出発進行!」の掛け声とともに列車を見送る様子などが報じられ、イベントのスタートを飾りました。

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イベント開始以降は、キャラクターの誕生日すらそれまで何もなかった沼津駅でも、誕生日を盛大に祝うようになりました。イベント期間で最初に誕生日を迎えた渡辺曜ちゃん(4月17日)以降、駅構内の装飾や掲示板でのお祝いメッセージ掲出など、それまで考えられなかったような演出がなされるようになりました。イベント期間を過ぎてからもこの取り組みは続いており、3月4日の国木田花丸ちゃんの誕生日をもって一巡しました。

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6月18日には、この企画の目玉ともいえる「さわやかウォーキング」の開催と、それに合わせた臨時急行列車「ラブライブ!サンシャイン!!」号が運行されました。さわやかウォーキングは沼津駅から沼津港の間を巡るコースで、アニメにも登場した場所がコースに含まれていました。臨時列車は指定席券の販売に関するちょっとしたトラブルもありましたが、そのトラブルに対する対応として追加でもう1本運行されることが決定するなど、思わぬサプライズもありました。

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イベントを経た沼津駅では、南北両方の駅舎にキャラクターの装飾がなされました。いずれも期間内に沼津を訪れたファンの新幹線の総利用距離に応じたものです*3。北口駅舎の装飾はすでに終了していますが、南口駅舎の装飾は2024年3月現在継続中です。こちらについても、キャラクターの誕生日に合わせてイメージカラーのライトアップがなされるなど、訪れる人を引き付けるような演出がされています。

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3.沼津の街とラブライブ!サンシャイン!!のつながりとは

Aqours CLUB 2024が先日発表されましたが、ラブライブ!サンシャイン!!/Aqoursも、今年で9周年を迎えました。昨年市制施行100周年を迎えた沼津市において、その歴史の1割近い時間において存在していたことにもなり、その影響は決して小さなものではないのかなと感じています。Aqours自体のイベントの頻度が減ったり、ラブライブ!も他グループの活動が活発になったりするなどもあり、近ごろその勢いについてネガティブな意見も散見されるようになっていますが、それでもラブライブ!のつながりで沼津を訪れる人は未だに多いようです。

沼津の魅力はラブライブ!サンシャイン!!に限らないとは、筆者も日々生活していて感じるところであり、そうであると日々言い聞かせているところでもあります。とはいえ、筆者自身はラブライブ!サンシャイン!!がなければ、あるいはそれと出会っていなければ、沼津へ移住するということや沼津を訪れるということは全くなかったかもしれません。それが全てであるとは言えませんが、沼津のことをラブライブ!サンシャイン!!がきっかけとなって知り、沼津という土地自体が好きになったという人は、決して少なくないはずです。ラブライブ!シリーズの後発グループからサンシャイン!!にも触れ、そこから沼津に行ってみるという人も少なからずいることでしょう。8年越しのコラボ企画ではありましたが、決して遅くはなかったのではないかと考えます。

コラボ企画の終了からもすでに半年以上が経過していますが、今後も良い縁が続き、それがさらに発展していくことを願うばかりです。JR東海東海道新幹線とのコラボシングルが出たり、それが新幹線の車内チャイムや駅の接近メロディになるなんてことがあったりしたら、それはそれで素敵だなと思う今日この頃です。211系や311系のラッピング電車が東海道線を走るなんてことがあったら、それはそれで楽しそうな気がします。車内チャイムは昨年20年ぶりに変わったばかりで、それがすぐに変わるなんてことはまずありえなさそうではありますが、そんなことがあったらいいですね。

*1:JR東海が公表している2023年度の月次利用状況を見ると、土休日については新型コロナウイルスの感染拡大前の2018年度並みの利用客数にほぼ戻っているものの、平日は9割程度に落ち着いてしまっている月が目立っています。出典→JR東海ホームページ トップ―企業・IR・採用―投資家情報(IR)―月次ご利用状況―2023年度月次ご利用状況 2024年3月22日閲覧 https://company.jr-central.co.jp/ir/passenger-volume/_pdf/000043060.pdf

*2:JR東海ホームページ トップ―ニュースリリース―リリース一覧―2022年度―2023.03.24《経営》【社長会見】2023年度重点施策と関連設備投資について 2024年3月22日閲覧 https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000042626.pdf 

*3:前日または当日の三島駅着のEX利用票を沼津観光案内所にて提示することで特典ステッカーがもらえるという企画があり、その際に利用票から乗車距離を集計していました。

【イベント参戦レポ】JR東海「さわやかウォーキング」×ラブライブ!サンシャイン!! 駿河湾から望む富士山と「内浦」(2024年3月16日)

1.イベント概要

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JR東海が沿線各地で定期的に催している「さわやかウォーキング」の企画として、「駿河湾から望む富士山と『内浦』」が、伊豆箱根鉄道駿豆線伊豆長岡駅スタートにて、2024年3月16日(土)に開催されました。

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今回のさわやかウォーキングはJR東海伊豆箱根鉄道、そしてラブライブ!サンシャイン!!のコラボ企画として開催されました。昨年3月から8月にかけて実施されていたJR東海ラブライブ!サンシャイン!!のコラボ企画「沼津ゲキ推しキャンペーン!」以降、長年にわたりラブライブ!サンシャイン!!と深くかかわることがなかったJR東海が、駅構内などへの装飾や沼津駅周辺でのコラボイベント開催、さらにはイベントに合わせた臨時列車の運行など、ありえそうでなかった企画が次々と行われました。

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ラブライブ!サンシャイン!!とコラボしたさわやかウォーキングも、昨年6月以来何度か開催されましたが、いずれも沼津駅から徒歩で行けるエリアでの開催にとどまっており、ラブライブ!サンシャイン!!の舞台の地のメインとなっている内浦での開催は、これまでありませんでした。

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今回は伊豆箱根鉄道駿豆線伊豆長岡駅を起点とし、伊豆長岡の温泉街や狩野川の放水路沿い、そして内浦の海沿いを通る約10㎞のコースにて開催されました。企画名にもある通り、富士山が見えるコースを歩き、春の内浦を感じるというようなイベントでした。

2.当日の様子

(1)狩野川と富士山を眺めながら伊豆長岡から内浦へ

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伊豆長岡駅をスタートし、国道136号線狩野川を渡ってからは、しばらく狩野川の土手を川の流れに沿って進みました。伊豆半島天城山系から田方平野を通り、黄瀬川や柿田川などと合流しつつ駿河湾に向かって流れる狩野川は、太平洋側の河川としては大変珍しく、北に向かって流れる箇所が存在します。伊豆長岡のあたりは、まさに狩野川が北に向かって流れるところです。

www.mlit.go.jp

kanko.city.izu.shizuoka.jp

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狩野川に沿って歩いていると、先の方に見える山々の間から富士山が見えました。海沿いまで富士山はお預けかと思いきや、スタート直後からその姿を見ることができました。すそ野が大きく広がる姿が好きという人も多いかもしれませんが、山々の隙間からちょこっと出ているというのも、富士山の姿として一興なのではないかと思います。

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しばらく進むと大きな水門が見えてきました。狩野川はこちらで本流と放水路の二手に分かれます。さわやかウォーキングでは、伊豆長岡から山をトンネルで貫いて沼津市口野地区へ流れる「狩野川放水路」の方へと進みました。

numazukanko.jp

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狩野川放水路は1965(昭和40)年に完成した大規模水路です。古くから氾濫が発生し、流域に度々大きな被害をもたらしてきた狩野川の治水のため、戦後まもない1951(昭和26)年に着工しました。工事途上の1958年に発生した「狩野川台風」により伊豆地方で大きな被害が発生したことを受け、途中2か所のトンネルを2本から3本に変更するなどの大掛かりな工事の末に完成した放水路ですが、最大で毎秒2,000立方メートルもの水を流すことができる能力を誇り、流域の人命を守る治水の要として機能しています。

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途中で伊豆長岡の温泉街に逸れつつも、概ね放水路に沿う形で、海沿いの内浦へと向かいました。水害対策としての大規模な水路は全国各地にありますが、トンネルで山を貫くものはそれほど多くないでしょう。難工事になりそうな構想を思いつき、それを実現にこぎつけた先人たちの努力には頭が上がらず、またこの放水路がフル稼働するような水害が起こらないことを願うばかりです。

(2)駿河湾越しに富士山を眺めながら海沿いを西進

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国道414号線の口野トンネルを抜け、放水路のトンネルが見える交差点から県道17号線に進みました。ここからは幾度となく来た内浦の海沿いの集落です。

筆者自身、内浦には何度かわからないくらいの回数は訪れています。内浦はもはや見慣れていると思っていましたが、それはあくまで車やバスで通った時の景色。徒歩で訪れるということは今まで一度もなく、景色をゆっくり楽しむということは、実は今までなかったかもしれません。

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沼津市街から国道を通って内浦に向かうと、ちょうど口野の交差点あたりで海が間近に見えてきます。「街を抜けたら 青い海が見えてくると」というAqoursの「Fantastic Departure」の歌詞を連想するような景色で、ここまで来ると「内浦に来た」と感じるようなあたりです。車やバスで幾度となく来ている場所で、その景色自体は何度も見ていますが、徒歩で来てみると感じるものが違いました。特に山間を抜けてくると、海まで来た時の達成感はかなりのものでした。

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しばらく歩いていると、「沼津アルプス」こと静浦山脈の向こうに富士山が見えてきました。「駿河湾から望む富士山」タイトルの通りの光景で、牛臥山や千本浜などと一緒に富士山が見える風景は、沼津ならではというべきものでした。

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さらに進んで、2月25日をもって閉園した「あわしまマリンパーク」の乗船場付近まで来ると、富士山はそのすそ野まで姿を現してきます。沼津市内から富士山を観ようとすると、広い範囲で愛鷹山と被ってしまい、特に北西部ではほぼ見えないという地域も多いようですが、内浦まで来るとその見え方が少し変わります。千本浜や牛臥山、沼津アルプスなどと組み合わせた景色は、静岡県内でも内浦でしか見られないものでしょう。

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あわしまマリンパークを過ぎると、ゴールとなっている伊豆三津シーパラダイスがいよいよ近づいてきます。「終わらない旅」だと思っていた10kmのコースも、いよいよ終盤戦。三津の漁港を過ぎると、ついにゴールに到着。ここまでの所要時間は約2時間でした。

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全てがさわやかウォーキングの影響とは言いませんが、鯵などを多く提供する三津の飲食店はどこも混雑していました。少し寝坊気味だったがゆえにほぼ固形物を口にしていなかったので、落ち着いた場所での食事を求めてしばしの延長戦へと突入です。

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惰性で海沿いを西進していると、長井崎まで辿り着きました。内浦と西浦の境目となる長井崎ですが、筆者はここから見る富士山が一番好きです。愛鷹山とちょうどよく重なって綺麗なすそ野を描いている富士山を駿河湾越しに見ることができるというのは、長井崎ならではの風景だと思っています。Aqoursの9人をはじめとした浦の星の生徒も、アニメの中の世界とはいえ、おそらく同じ富士山を毎日眺めていたんだろうかと思うと、これに勝るものはなかなかないなというのが正直なところです。

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この日の昼食は西浦木負の「海のステージ」さんにてカレーをいただきました。富士山と駿河湾に千本浜と沼津アルプスを組み合わせた風光明媚な光景は、確かにここは保養地としての素質があると感じるところです。かつて内浦や西浦でリゾート開発をもくろみ、北欧の豪華客船をホテルに仕立てた西武グループの気持ちもわからなくもないというところです。

3.自分の足で歩いて初めてわかる景色

いつも車やバスで来るところに徒歩で訪問するという貴重な機会でしたが、徒歩ならではのゆっくりとしたペースで回ってみると、今回のさわやかウォーキングはいつも以上に風景をゆっくり眺められるいい機会であったと感じています。「徒歩で内浦に行く」というのは、今までなかなかなかった着眼点で、その点はJR東海の企画力の強さを感じる次第です。

JR東海ラブライブ!サンシャイン!!とのコラボも、スタートからまもなく1年が経過します。キャラクターの誕生日についても、3月4日の国木田花丸ちゃんをもって、ちょうど一巡しました。とはいえ、そのつながりは沼津駅を中心として未だに強固なように感じられます。元はといえばラブライブ!サンシャイン!!がきっかけとなって沼津に移住した筆者としては、日常生活において駅を利用するたびにうれしく感じるというのが正直な感想です。今後も今回のようなイベントがあったらいいですね。

【沼津】食べ歩き&飲み歩きに音楽も!「第16回ぬまづ港の街BAR」が2024年5月25日に開催決定!

1.「ぬまづ港の街BAR」とは?

毎年恒例となっている「ぬまづ港の街BAR」が、今年も開催されます。日時は2024年5月25日(土)の朝8時から夜9時。開催される地域は沼津駅から沼津港にかけてのエリアです。

minatonomachibar.com

今年で16回目となる当イベントは、その名の通り街全体が「BAR(バル)」になるというものです。様々な飲食店などが参加するイベントで、美味しい料理やお酒を食べ歩きながら、音楽を楽しむこともできます。

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イベントではこちらのようなチケットを利用し、料理やお酒などをいただくことができます。当日券だけではなく、前売券も販売されるので、予め購入してスムーズに回り始めるというのが賢い楽しみ方でしょう。

2.昨年の様子

こちらでは昨年の様子をざっくりまとめていきます。昨年も5月の最後の土曜日に開催されました。ちなみに筆者は昨年が初参戦でした。

(1)クラフトビールの屋台も出現

港でチケットを入手してまず向かったのはクラフトビールの屋台です。この日は朝からすっきり晴れて気温も程よく上がったビール日和でした。こちらでいただいたのは駅前に蒸留所とビアパブを構える「マスターズブルーイング」さんのビール。松林と船にびゅうおという、なんとも沼津らしい風景を眺めながら、沼津で作られたビールをいただきました。沼津クラフトさんのキャッチコピーに「沼津を飲み干せ」というものがありますが、まさにその言葉の通りでした。

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港周辺では、ほかにも沼津のブルワリーがいくつか屋台を出していました。沼津のクラフトビールには、ただのお土産レベルのものではなく、クラフトマンシップをしっかりと感じられるビールが数多く揃っています。そのような街も、少なくとも日本ではさほど多くないのではないでしょう。

(2)おなじみのお店も参戦

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馴染みのお店も港の街BARに参加していました。大手町の「松浦酒店」さんも、店先にテーブルを展開して「角打ち」を開催。天気の良い休日の午後にも、店内で販売している商品を店先のテーブルで飲むことができますが、この日は港の街BAR限定でクラフトビールを樽から提供するなど、普段とは違った楽しみ方ができました。

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同じく角打ちで参加していたのは、宮町の「大川酒店」さん。こちらは店内にテーブルが設置されており、天候や曜日を問わず角打ちを楽しめるお店です。キンキンに冷えたジョッキに注がれた生ビールは、青空の下を歩き回った体に沁みわたりました。

(3)「あの場所」が大変身!

さらに昨年は、沼津の街に多数所在するバーも港の街BARに参戦していました。イベントに合わせて作られたカクテルも提供され、大いに盛り上がりました。

一昨年11月に「Night Bar びゅうお」として初めて実施されたこの試みが、ぬまづ港の街BARに合わせて開催されました。当ブログでも度々話題にしている通り、沼津市内には古くから本格的なバーが多数所在しています。バーを目当てにして沼津を訪れる観光客だけではなく、地元の方々にも行きつけのバーに通うという人が少なくないようで、バーが街の文化として根付いているともいえるのが、沼津の街の特徴です。

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沼津の街に根付いたバーと、沼津港のランドマークであるびゅうおがコラボしたのが「Night Bar びゅうお」です。びゅうお駿河湾へ夕日が沈んでいく様子を眺めながら、イベントのために作られたカクテルをいただくというのは、それまでありそうでなかなかなかった体験でした。

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ぬまづ港の街BARに合わせたこの回では、3種類目となるイベント限定カクテルが登場しました。沼津がかつて桃がたくさんとれた土地であったことから桃のシロップを使い、空高く輝く太陽をイメージした黄色に仕上がったカクテルは、イベントで飲んだ人により名前が付けられるというものでした。筆者もそれに乗っかって「NUMAZU SUNSHINE」という名前で投票してみたところ、大変僭越ながら採用されるに至りました。

3.ラブライブ!だけじゃない沼津の楽しみ方

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「沼津の観光は『ラブライブ!サンシャイン!!一本足打法」との社説が地元紙である静岡新聞に掲載されたことが、最近少し話題になりました*1。ここ10年ほどの期間に沼津に関連したもので大いに目立ったのは「ラブライブ!サンシャイン!!」であり、「『ラブライブ!』のおかげでで沼津の街に『オタク』が集うようになった」という見方もできなくなないというのも事実です。もっとも、当該社説の内容も、どこまで練ったものなのかは疑わしいと感じることも筆者の正直な感想で、17年度以降の沼津市全体の観光客数の推移が示されていなかったり、その代わりのように示されている三の浦総合案内所の来場者数も断片的だったり、その辺りは可能な限り詳細なデータを収集出来たらいいなと思っています。

先述の静岡新聞の社説では、「ここ数年、沼津の観光はアニメ人気に頼ってきたが、『アニメ一辺倒』の観光は需要の先細りが懸念される。」と指摘されていました。はたから見ている限りでは、沼津で目立つのはやはり「ラブライブ!サンシャイン!!」なのかもしれません。しかしながら、実際に沼津の街を頻繁に出入りしていると、果たして人々がこの街に引き寄せられる理由はそれだけかと、そうした指摘については少なからず疑問を感じずにはいられない次第です。休日の沼津港を観てみると、遠方から沼津を訪れるのは、何も「ラブライバー」だけではないように感じます。

例えば「ぬまづ港の街BAR」のほか、昨年をもって惜しまれつつも終了となった「THIS IS NUMAZU」など、沼津では料理やお酒などにフォーカスしたイベントがいくつか催されています。それらのイベントには数多くの方々が携わり、沼津の街を盛り上げようと尽力されています。そうしたイベントは必ずしもラブライブ!サンシャイン!!とがっちりコラボしていることはなく、ラブライブ!以前からある沼津の魅力を発信しようとするイベントであるはずです。

アニメの舞台やゆかりの地を巡ることも、沼津の楽しみ方の1つであることは確かです。好きなキャラクターとの関係が深い場所が好きというのも、「沼津が好き」であることの立派な理由たりうるでしょう。その上で、ラブライブ!サンシャイン!!に捕らわれない沼津の楽しみ方もあるということも、筆者として強調したい事実です。そうした沼津のまた別の面に触れてみるきっかけとして、5月の「第16回ぬまづ港の街BAR」を訪れてみてはいかがでしょうか。

*1:静岡新聞 「社説(2月26日)沼津の新観光戦略 人気アニメに依存せず」 

https://www.at-s.com/news/article/shizuoka/1419668.html