「ラブライブ!スーパースター‼」、キャスト発表。CDデビューは来年春

キャストの年齢から感じる、

ラブライブ!10年の歴史」

ラブライブ!シリーズ第4弾「ラブライブ!スーパースター‼」に登場する5人のキャラクターのキャストが、先日発表されました。

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各キャラクターのキャストは以下の通りです。当初メインキャラクターの澁谷かのん役のみ一般公募オーディションにより選ばれる予定でしたが、葉月恋役もオーディションから選ぶように変更されました。

・澁谷かのん 役:伊達さゆりさん

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・唐可可(タン・クゥクゥ) 役:Liyuu(リーユウ)さん

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・嵐千砂都 役:岬なこさん

www.holypeak.com・平安名(へいあんな)すみれ 役:ペイトン尚未さん

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・葉月恋 役:青山なぎささん

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キャストの発表と同時に、アニメーションPV付きのデビューシングルが来年春に発売されることが決まりました。デビューシングルのタイトルは「始まりは君の空」と、新設校である結ヶ丘高校のスクールアイドルにふさわしいものになりました。来年1月には詳細が発表されるとのことで、CDデビューに向け着々と準備が進んでいくものと思われます。

「新設校」というのは今までにない要素であり、それがストーリーにどのように作用していくのかというのは、アニメの放送時期も決まっていない中でも興味深いものではあります。音ノ木坂や浦の星は歴史と伝統のある古い高校で、虹ヶ咲は自由な校風の高校ではあれど新設校ではなさそうな高校であり、そのあたりの違いがどのような「Liella!らしさ」を生み出していくのかというところが、今から楽しみです。

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ホームページで明らかになっているストーリーを見るにつけ、どことなく「古典的なラブライブ!への回帰」というものを感じさせるというのが、現時点での私の感覚です。虹ヶ咲は「過去2作とは明らかに違う空気」を背負っていて、「熱血系青春ドラマ」風味が薄まったように感じるところがあるのですが、「Liella!」の5人にはどことなく古典的ラブライブ!の空気を感じるような気もするのです。

「熱血系青春ドラマ」風味が嫌いな人にとっては、過去2作は苦手だそうで、一方で虹ヶ咲は好感をもって受け入れられているようです。もっともどちらにも「描こうとしたもの」があり、かつそれぞれに「スクールアイドルらしさ」があるのだと解釈しています。それゆえ、各作品の比較をもって優劣を論じるというのは、なんとも「野暮」なことではないかと思うのが、私の正直なところです。

ところで、今回発表されたキャスト5名のうち、4名については事務所などから年齢が発表されています。そのなかで、伊達さんとペイトンさんの2名は、それぞれ2002年生まれと2003年生まれと明らかにされており、記憶違いでなければ、ラブライブ!史上初の21世紀生まれのキャストが誕生したことになります。年齢からすれば歴代のグループのキャストと比べて極端に若いわけではないはずですが、とうとう来たかという印象が強く、Twitterでも「自分より若いキャストがついに出てきた」という声が多く聞かれました。

特に伊達さんについては、「ラブライブ!は小さいころからの憧れ」だったと語っていることも*1、私も含めて驚きをもって受け止めた人が多かったように思います。ラブライブ!が出てきて、世の中でそれなりの知名度を得始めたころというのは、私がだいたい中学3年生か高校生くらいだったかのように記憶していますが、それが「小さいころから」という存在になりつつあるところには、ある種の衝撃を感じずにはいられないところであります。

ラブライブ!というものが世に出てから今年で10年。2010年に10歳だった人はすでに20歳、5歳だった人は15歳です。今まではおそらく「中高生(あるいは大学生)くらいの頃に出てきたもの」という感覚の人がファンの中でも大部分を占めてきたはずですが、これからは「小さいころからあったもの」という人が増えてきて、さらには「生まれたことから当たり前のように存在するもの」というように感じる人すら出てくるのかなと思いました。

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Aqoursと虹ヶ咲という先行2組の勢いも強い中、表参道と原宿と青山の間の学校からの新しいスクールアイドルが、いよいよ本格的に動き出すと聞いて、これからがますます楽しみになってきました。先の身の振り方は少し迷ったこともあるのですが、これからもスクールアイドルを応援し続けたいなと思いました。

*1:LoveLive!Days Vol.11 55頁

「ラブライブ!サンシャイン!! デュオトリオコレクションCD Vol.2 WINTER VACATION」、ついに発売!

 カウントダウンライブが、

より一層楽しみになる1枚

去る2020年12月9日、「ラブライブ!サンシャイン!!」では2枚目となるデュオトリオCD「ラブライブ!サンシャイン‼ デュオトリオコレクションCD Vol.2 WINTER VACATION」が発売されました。

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収録曲はVol.1と同じ4曲。タイトル通り、いずれも冬をイメージした楽曲になっています。

①キモチもユメも一緒だね! 歌:国木田花丸黒澤ルビィ

定番カップリングのありそうでなかった曲。「街は初の雪!雪だ雪!!」という歌詞のように、この曲は「冬の始まりの歌」のようですね。Vol.1の最初の曲も夏が始まったころのような雰囲気を背負った曲でしたから、組み立てとしては同じものになっているのでしょうか。

「あのさ・・・ひとりで出来るけど、ふたりがもっといいな もっといいんだ」という点も、この2人がAqoursに加入した回を思わせるものであるように感じました。元々スクールアイドルに憧れを持っていたのはルビィであって、花丸は「ルビィちゃんがやりたいって言うから」という理由で体験入部しているはずです。それゆえに、スクールアイドルは「ひとりで出来るけど」、それよりも「ふたりがもっといいな」となっているのではないかと考えます。

②涙が雪になる前に 歌:松浦果南小原鞠莉

打って変わってかなり重たい曲です。「この手は離さない二度と 二度と離さないよ」「私たち なぜすれ違って 見えなくなってしまったんだろう」と歌っているのは、「旧Aqours結成→ライブ途中棄権→鞠莉の留学→突然の帰国」という経緯における関係の悪化と修復を経ているが故のことなのでしょうか。

「関係悪化」と一言でまとめても、この間も2人が「相思相愛」にあったことは間違いないと考えられるところで、ライブを途中棄権したり、留学を止めなかったりということは、鞠莉のことを思ったが故の果南なりの考えがあったはずで、決して想いが冷めたようなことはなかったと考えます。「友達ばかりに気をかけて、自分のことを犠牲にしないでほしい」という思いがあったと言えるのでしょう。

一方の鞠莉についても、すれ違ったり離れたりしていた中でも、果南との関係を元通りにしたい、言い換えれば、またスクールアイドルをやりたいという風に思っていたはず。そもそも幼少期の鞠莉を「外の世界」に連れ出して、それまでできなかったことを経験させてあげていたのは、他の誰でもない果南(とダイヤ)であり、かつてスクールアイドルを始めようと声をかけたのも、これまた果南です。鞠莉にとっての「松浦果南」とは、「閉じた世界にいた自分にかつてないほど楽しい経験をさせてくれた存在」であると考えられます。また、劇場版において出てきたように、「家族に縛られない自由」をもたらしてくれた存在であるということも、鞠莉→果南の関係性を考える上で欠かせないはずです。だからこそ、「突き放さないでほしい」という思いが強かったのかもしれません。

果南とて、「鞠莉のことを想うがゆえに、あえて遠ざけるようなそぶりを取った」はずですが、鞠莉にはそれが「あれだけ仲が良かったのに突然突き放された」というように見えてしまったのでしょうか。「最初からずっと 心は繋がってる」ものの、それがものの見事に「すれ違って」しまっているんだと読むこともできますね。

③Misty Frosty Love 歌:桜内梨子渡辺曜

試聴動画からすでに硬め・濃いめ・多め(←???)な曲という雰囲気がしていましたが、やはりそうでしたね。「誰かとあなたと私と」の「誰か」が誰を指しているのかはわかりませんが、そこにとんでもなく深い沼があるような気がします。

テレビアニメなら1期11話、既存の曲なら「恋になりたいAQUARIUM」が、「描こうとしているもの」の雰囲気は近いのでしょうが、この曲はそれらよりもずっと切なく、ある意味シリアスな雰囲気すらあります。既存の話や曲がどれも明るく終わるのに対し、この曲は最後まで「もどかしさ」を感じさせるものになっています。

梨子・曜の2人だけでは完結しないストーリーも見え隠れする1曲です。いろんな読み方ができると思えたので、もっと聴き込みたいなと思いました。

④Party!Party!PaPaPaParty! 歌:高海千歌黒澤ダイヤ津島善子

このCD唯一の3人曲。キャラクターよりもキャストの方がこの3人の組み合わせは馴染みがあるようです。この3人だけに限らず、歌詞の中にどことなくほかのメンバーを含めた9人全員の存在を感じられるような曲であると感じました。

「ホントは・・・なんだってかまわないんだよ 集まりたい!」というのは、ある意味今の時勢が出ている歌詞だと思いました。集まることが良くないとされているとはいえ、やはり面と向かっておしゃべりしたり、あるいは何か楽しいことをしたり、そんなことをしたいという思いは多くの人にあるはずで、楽しげな雰囲気ではあれど、どことなくそんな空気も感じられた次第です。

試聴動画だけでは如何とも判断し難く、はたしてどんな曲が出てくるんだろうと、楽しみであった反面不安でもあったのですが、いざ出てきたらそんな心配なんて不要でしたね。

おそらく今度のカウントダウンライブで披露されると思いますが、この曲でどんなパフォーマンスが見られるのか、今から楽しみです。

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LoveLive!Days Vol.11で何かが出てくる?「Aqours SPECIAL」巻末の妙なイラストについて

「もう一つの太陽」、とは…?

「電撃G`s magazine」の増刊として、先月より毎月発行となった、「LoveLive!Days ラブライブ!総合マガジン」ですが、来週火曜日にもvol.11が発売となる予定であります。

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(先月発売のvol.11表紙)

先月発売のvol.10の次号予告によれば、ニジガクやスーパースターなどの最新情報のほか、Aqoursやμ`sの連載企画などが載る予定であるようです。殊にスーパースターについては、主な情報発信源が限られるため、どんなことが明らかになるかというところでは、何とも目が離せないものであるわけですが。

それだけじゃ今回の記事を書こうとは思わないところでして、ちょっと引っかかるポイントがあったのが、10月に発売された「LoveLive!Days Aqours SPECIAL」の巻末の記載です。

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発売から日が経っているとはいえ、刊行物の写真を撮ってそのまま掲載するわけにもいかないので、こちらでは文章だけで説明します。見開き+1ページ大のイラストで、オオカミのような動物が寝ているようなものが掲載されています。背景にはがいこつや三角フラスコのようなものがあったり、オオカミの前の机には水晶玉やろうそく、またお菓子やお茶などがあったり、どことなくスピリチュアルというか、ミステリアスというか、何とも不思議な雰囲気のイラストです。そして、「誰も知らないもう一つの太陽」という文言が添えられており、その詳細が12月発売予定の「LoveLive!Days ラブライブ!総合マガジンVol.11」にて明かされるというものでした。

「もう一つの太陽」なるものが何を指すかということは、今の段階ではあまり見当がつかないことではありますが、「sunshine」とは「太陽の輝き」という意味としてとれるわけで、そことの何らかのつながりがありそうな雰囲気ではあります。また、「Aqours SPECIAL」と銘打った雑誌ではじめて明かされるということは、Aqoursやプロジェクトとしての「ラブライブ!サンシャイン‼」とのつながりも、なんとなく匂うものではです。

椅子の背もたれ上部の動物っぽい造形が、たびたびルビィと出てくる「パールちゃん(←でしたっけ?)」と似たような形をしていたり、そもそもイラスト全体の雰囲気が善子(ヨハネ)っぽいものになっていたりと、やはりAqoursないし「サンシャイン‼」との繋がりを感じさせるものではあります。とはいえ動物なんてせいぜい高海家のしいたけやらみとしーのイルカやらそのあたりしか出ておらず、オオカミなんてどんな関連性があるんだろうかということもありますが、いずれにせよディザー画像というか、正式発表や詳細発表には至らない段階の話でありますから、いかんとも決めつけられないということも確かなのですが…。

plumroom-0417.hatenablog.com

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 3月のAZALEA 1stライブの中止に始まり、5月のユニットライブ追加公演の中止にドームツアーの完全無観客公演を含めた全日程中止など、5周年という節目の年にとんでもなく真っ暗なニュースが目立ったAqoursですが、10月の「LOST WORLD」開催を境に、5周年展示会の開催や5周年記念のシングルの発売(しかもアニメPV付き!)、そしてAZALEA 1stライブやオンライン年越しライブの開催など、少しずつではあれど、明るいニュースも出てきつつある情勢です。3rdライブからの東京ドームでの4thライブにユニット対抗、劇場版公開にアジアツアーからの5thライブという、盛りだくさんどころではない様相だった2018年~2019年上半期には劣るとはいえ、ただこのご時世にありながら、できる範囲で最善の活動を見せてくれているようです。

どんなことが明らかになるかは全く分かりませんが、ただただ閉塞感に包まれていた2020年とは打って変わって、2021年がAqoursにとっての「逆襲の1年」となるようなものが出てきたらいいなとは思います。

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昨日バイトから帰ると私宛の書留が来て、何だろうと思ったら10月の「LOST WORLD」の紙チケットでした。

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席番号は「みんなで最前ブロックA列1番」となっていて、裏面には「WHITE ISLAND」の予告が記されていました。切り取るのがもったいなくて、開封したまままだそのまま置いてあります。普段ライブのチケットはあまり大切に保管しない人間なのですが、これはいつまでも取っておきたいと思った次第です。

 

新しいiPhoneで食べ物がおいしく撮れるようになった気がする話(iPhone12 mini)

今日は「雑談」です。まあいつも「雑談」なのかもしれないのですが、このブログにおける「雑談」というような記事を書きたいと思います。

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先日(と言っても先月ですが)、約5年ぶりに(!)スマートフォンを新調しました。高校2年生のころからiPhone6Sを使っていたのですが、落とした際に大きめのヒビや傷がつき、電池も経年劣化で減りがかなり早くなっていたゆえ、そろそろ潮時と思い機種変更しました。

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選んだのはiPhone12 miniです。4機種がそろうiPhone12の中では一番小さい機種で、カメラも3つではなく2つですが、スマートフォンがそんなに巨大である必要も感じず(むしろポケットに入らず不便に感じる場面も出てきそう)、カメラも入門機とはいえ一眼カメラを持っている*1故、スマートフォンのカメラにそこまでの性能は必要ないと判断し、miniを選びました。

約5年ぶりの乗り換えゆえ、「その間に当たり前になっていた諸々の新機能や仕様、設計」に、驚いたり戸惑ったりしまくっていました。1つ目に当たり前のように存在していた「ホームボタン」が廃止されていたことがまず挙げられるのでしょうか。それに伴い「Touch ID」は「Face ID」に変更されていますが、マスクを着けることが日常的になっている今、Face IDを使うにはマスクを外さねばならず、外で使うにはついつい周りの目を気にしてしまうものです。

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ホームボタンの廃止で画面が大きくなったのも特徴でしょうか。本体サイズこそ6Sより少し小さくなったものの、従来ならホームボタンがあったあたりまで画面が拡大しているので、画面サイズは4.7インチから5.4インチに大型化しました。ただし、画面が従来よりも細長くなっており、縦横比が変更されているということも挙げておきます。ゲームの画面表示の雰囲気もなんとなく違って見えるかもしれません。

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イヤホンジャックが廃止されたのもかなり大きい変更点ですね。Bluetoothのイヤホンを使えということなのでしょうが、遅延が嫌なのでそれは使わず。アダプタを購入した上で、今まで使っていた有線タイプのイヤホンを使っています。「ライトニングイヤホン」なるものも出ているようですが、設備投資額を極力抑えたい&今買い替えるほどイヤホンが傷んでいないということもあり、今回は見送りました。

色々書いてきましたが、一番感動したのはカメラの性能でしょうか。日頃カメラで食べ物の写真を撮り、それをTwitterなどに載せることが多い*2のですが、機種変更の前よりも、食べ物がおいしそうな感じに撮れるようになった気がします。

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わかりやすいように同じ料理で比較します。西早稲田の二郎インスパイアのラーメン店「ピコピコポン」さんのラーメンです。まずiPhone6Sで撮った写真が上に載せたものです。

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そしてこれがiPhone12 miniで撮った同じラーメンです。なんというか、色が全然違います!明るく見えてめちゃくちゃ美味しそうに見えますね。「ピコピコポン」さんのラーメンはいつ食べてもおいしいのですが、こうやってみているとiPhone12 miniで撮った写真の方が、見ていて食べに行きたくなってしまう写り方をしています。言ってしまえばセルフ飯テロでしょうか。

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先ほどの写真を撮ったのが月曜ですが、写真を見返していたら食べたくなってきたので、木曜日にもまた行ってきました。自分で撮った写真で言うのもかなり可笑しな話ですが、写真を見ていたらまた食べたくなってきました。ラーメンが1杯850円で、付け合わせの生卵が50円。直系二郎のかなり美味しい部類のお店に勝るとも劣らない味であり、かつホスピタリティも高めなお店なので、価格と満足感から出せるコストパフォーマンスはかなり強いです。ラーメンのほか、二郎系では珍しい冷やし中華もメニューにあります。そちらもおすすめです。


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もちろんラーメン以外の食べ物も美味しそうに撮ることができます。調布駅の近く、「トリエ京王調布」のC館1階「猿田彦珈琲 調布焙煎ホール」の「寿太郎みかんのホットケーキ」です。シロップがみかん味でした。こちらもやはり美味しそうに写りました。

食べ物や風景をスマホで撮って、それをSNSでシェアするのが当たり前になっている今の時代、このくらいの性能が、今後当たり前の物になってくるのかなと思いました。昔からあるカメラも、趣味や報道などの用途の高性能のモノはこれからも生き残っていくのだろうし、それはそれでどんどん高性能になっていくのでしょうが、それ以外の普通のカメラは、今後スマートフォンに取って代わられていくのかなと、ふと思った次第です。「やっぱりこっちがいい!」というような風潮が出てくるかもしれず、一概には言い切れないところではありますが。

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(iPhone12 miniで撮った211系。「電車を撮るとどんな感じか」というところで、参考になればと思い載せました。)

以上、新しいiPhoneのカメラの性能に驚かされているという話でした。大事に扱って長く使いたいですね。

*1:CanonのEOS kiss x9i

*2:たまに忘れたまま食べ始めることがある

「ラブライブ!サンシャイン‼」と沼津の地域活性化

「アニメの聖地化」が、長期的な地域活性化と人口増加につながるか

先日放送されたTBS系「噂の東京マガジン」の「噂の現場」というコーナーにて、沼津市と「ラブライブ!サンシャイン‼」の関係が特集されていました。

特集の内容をざっくり説明すると、「人口減少・流失に悩まされてきた沼津市が『ラブライブ!サンシャイン‼』の舞台になったことにより、沼津市を訪れる人が増加。さらには移住する人も増えていて、2019年には37年ぶりに転入数が転出数を上回った」というものでしょうか。実際に移住した人や地元の人、沼津市の頼重市長などへのインタビュー等も交えつつ、特集のコーナーが組まれていました。

特集の内容自体は概ね好意的な内容でした。番組出演者は高年齢層の人が多く、アニメなどへの理解があまりなさそうという声も聴かれましたが、意外にも反応は好意的で、コンテンツを活かした地域活性化などに対する期待も聴かれました。

もっとも沼津市の人口推移の変化が、ラブライブ!の影響に限らないという話もあるようです。頼重市長は番組のインタビューに対し、子育て支援策や起業する人への経営支援等を打ち出していることも説明しています。それでも他都市との明確な差別化が図れずにいたため、沼津市ラブライブ!の舞台に選ばれたということによる効果についても言及していました。

強いて挙げるとすれば、沼津市内において働く場所がどれだけあるかということや、東京や横浜まで通勤するのに(当たり前ですが)時間がかかるということが、沼津移住における障壁となり得るところでしょうか。安定した働き口が多くあったり、コロナ禍を経てテレワークが浸透し、勤務地の近くに住む必要性も薄れたりすれば、沼津への移住に係る障壁も少なくなるのでしょうか。

www.at-s.com

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静岡新聞東京新聞によれば、ららぽーと沼津の開業や若者世代への住宅取得補助、子供の医療費の無償化や企業誘致・リノベーションまちづくりなどによる雇用創出による影響もある(市の見方)とのこと。特にららぽーと沼津周辺の地域への転入が増えているようで、一戸建て住宅やアパートなどの新築件数もその地域を中心に増加したとのこと。

一方で、2紙ともに「人口自体は減少傾向にある」ことにも触れています。2019年の人口転入数は7988人に対し、転出数は7680人であり、この2つを差し引きした社会動態は308人の転入超過(社会増)となっています。一方で、市内の出生者数と死亡者数を差し引きした自然動態は1425人のマイナス(自然減)となっており、2019年は沼津市の人口はトータルで1117人減少。転入超過はいい傾向ではありますが、人口減少に歯止めをかけるまでには至っていないようです。2019年12月末現在における沼津市の人口は19万4869人でした。

番組を見る限りでは、頼重市長の受け止め方はかなり冷静で、「ブームがいつまでも続くとは限らないので、我々も政策を打っていく必要がある」というようなことを仰っていました。知るきっかけにはなれど、いつまでもラブライブ!一本足じゃいかんということなのでしょうか。

人口増加へとつなげるには、社会動態を増加傾向にもっていくことも大事なのでしょうが、自然動態も増加へと持っていくことが大事なんだろうなと思います。その為には、アニメを用いた街おこしのみならず、子育て世代の移住・定住へとつながるものが必要なのかなと、素人ながら思うところです。

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ラブライブ!サンシャイン‼」のブームにより、沼津を訪れる人の数は増えたとは言うものの、市の中心部はあまり活気のある様子とは言えないときが多々あります。沼津市民ではないものではありますが、もっと元気な沼津になってほしいと願わんばかりですね。

(写真は筆者が撮影)

Aqours&ラブライブ!シリーズ初のカウントダウンライブ「WHITE ISLAND」、開催へ 今年12月30日・31日に

待望の年明けカウントダウンライブ開催は、ライブの全面オンライン化のおかげ?

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10月10日・11日の、Aqours初のオンラインライブ「LOST WORLD」にて告知されていた、オンラインライブ第2弾「WHITE ISLAND」について、先日その詳細が発表されました。

12月30日と31日の2日間にわたり開催され、30日は19時開演、31日は22時30分開演となり、Aqoursとして、またラブライブ!シリーズとしては初となる、カウントダウンライブになります。μ‘sから数えて10年続くラブライブ!シリーズですが、ここまでカウントダウンライブを開催していなかったというのは、少し意外な話ではあります。

というのも今まで「できなかった理由」があって、カウントダウンライブの実施に踏み切っていなかったのかなと考えます。ラブライブのファン層は主に10代から30代程度であるはずで、ライブに来る人の中には、18歳未満の人が一定以上の割合いるものと推測されます。18歳未満であると、自治体の条例などで「深夜(概ね23時以降)の外出ができない」という、ある種の時間の制限が存在します。そんなこともあってか、今までカウントダウンライブが開けなかったのかなと考えます。

それがコロナ禍による各種の規制も相まって、「ライブはオンライン配信で」という方針になり、外出せずとも自宅でライブを楽しむというトレンドが生まれました。それゆえに、ライブ実施における時間的制約がなくなり、今回のカウントダウンライブ実施につながったと考えられるはずです。

私自身、1日も早く会場現地でライブに参加したいという思いは強く持っています。それがかなう日もかなり遠そうであるわけで、これはある種「オンライン化のおかげ」と思うことにした次第です。

ライブ本体の雰囲気がどうなるかということも気になります。「5周年記念」の枠の中で行うライブなので、5周年記念のプロジェクトや中止になったドームツアー関連の楽曲を披露するのは確実なのかなと考えます。

それに加え、近日発売のデュオトリオ第2弾や10月に発売されたベストアルバムに収録されている「Future flight」などが、初披露楽曲になるのではないかと考えます。

特に前者は冬がテーマになっていることもあり、季節的にも披露されるのは確実かなと考えます。また、ライブのキービジュアルには、すでに公開されているデュオトリオのジャケットにもあしらわれている雪だるまがあしらわれており、その点からも確実に出てくるのかなと考えられるところです。

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デュオトリオ第2弾はすでに試聴動画も公開済み。花丸ルビィ「キモチもユメも一緒だね!」果南鞠莉「涙が雪になる前に」梨子「Misty Frosty Love」千歌ダイヤ善子「Party! Party! PaPaPaParty!」の4曲ですが、それぞれの組み合わせの色が出ていますね。「涙が雪になる前に」と「Misty Frosty Love」は、どことなく90年代の邦楽のようにも聴こえます。こんな曲出してきたんだと思いつつ、ライブのパフォーマンスを見るのが楽しみです。

逆に披露されなさそうな曲と言えば、現在各キャラクターの誕生日に発売されているソロ曲でしょうか。まだ9人中3人しか出ていないところで、その3人分だけ披露されるということも、全員分出そろうまでまだ7ヶ月以上*1あるなかで、未発表分を含めて全員分披露するということも、大方考えられにくいでしょう。

その他、「初日の出に合わせてBrightest Melodyをやってほしい」というような声も聴かれました。確かに、劇場版ではちょうど日の出のところで歌っているという描写もありましたから、タイミングとしては良いのかなと思います。個人的には沼津駅南口のラクーン屋上から中継でBrightest Melodyを披露する」というようなことがあったら、なおさら嬉しいなと思うところであります。

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5周年記念のアニメーションPV付きのシングルや残りのメンバーのソロアルバムなどもある中で、2021年もまた活動が続いていくんだろうなと思うところではありますが、今度のカウントダウンライブが、「コロナを乗り越えて2021年も走り続けていくぞ!」というような、これからに向けての決意表明とでもいうべきライブになることを期待します。

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 (2018年11月の4thライブの時の東京ドーム。あれから2年)

来年こそは少しでも会場現地でライブに参加できる環境になってほしいなと思います。東京ドームにもまた行きたいですね。

今回は以上です。お読みいただきありがとうございました。

*1:ライブ開催時点で

「柿田川公園」に行ってきた(11/18)

水曜どうでしょう」にも出てきた天然記念物

書き出しをいろいろ考えましたが、いかに文字に起こそうか迷ったので特に何も書きません。外に出る時はマスクをつける、外から帰ってきたら手洗いうがい、このあたりの基本動作の徹底・慣行に、今まで以上に務めねばなと思うところです。

そういえば、この間バイト上がりに見たイルミネーションがきれいでした。とは言え見たのはこの1本の木だけですが、こんな世の中でも季節は確実に移り変わっていっているのだなと思いました。クリスマスまであと1か月。

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このまま行くと今年最後の渡沼になりそうな先週のお出かけです。JR東海のお得なきっぷを駆使しつつ、沼津に向かいながら岳南電車に寄り道していました。

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今まで沼津市内や精々駿豆線の沿線くらいしか回ってこなかったのですが、そこから一歩出たところにも、見るべき回るべきところはあるということを実感したところです。

お出かけ2日目の朝、宿をチェックアウトしてから、電車で三島駅へ。

家康公きっぷをフル活用すべく、三島駅からバスに乗車。沼津・三島近辺でバスに乗ること、今までほとんどありませんでした。

バスに揺られてやってきたのはここ、柿田川公園です。

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www.town.shimizu.shizuoka.jp

柿田川公園は、沼津市の隣、駿東郡清水町の国道1号沿いにある公園です。

ここには国の天然記念物「柿田川」が流れていて、柿田川の眺めながら散策できる遊歩道や、水が絶え間なく湧き出る「わき間」を見ることができる展望台があります。

izugeopark.org

柿田川公園がある静岡県東部の伊豆半島に近い一帯は、伊豆半島ジオパークに指定されており、火山活動やプレートの動きにより形成された地質遺産が保護されています。

今から1万年前、富士山が大噴火を起こし、溶岩が箱根と愛鷹山の谷間を通り、今の三島市や清水町のあたりまで溶岩が到達しました。この時流れ出た溶岩は「三島溶岩」と呼ばれ、亀裂や隙間が多いという特徴があります。

三島溶岩の亀裂や隙間に雨水や雪解け水がしみこみ、その水は三島溶岩の下層の水を通しにくい地層の上を地下水として流れます。その地下水が三島市から清水町にかけての広い範囲で湧水群を形成しており、その中で最も規模が大きい湧水群が、この柿田川湧水群」であります。

2つの展望台からは、それぞれ水が湧き出る様子を観察することができます。

第2展望台から見えるわき間は、かつて紡績工場が井戸として利用していたものらしく、井戸の遺構と思しき構造物の中で水が湧いているのがわかります。

柿田川の湧水は、いまなおこの周辺地域で飲料水として利用されています。確かに相当きれいな水なので、これを使わないという手はないのでしょうか。

また、水生生物の豊かな生態系が形成されているのもこの一帯の特徴です。詳細な名前までは存じませんが、魚の群れも確認できました。

国道沿いから入り、奥まで進むと川も広くなっています。それにしてもここ、めちゃめちゃ静かなんです。

柿田川公園のすぐ近くを走るのは国道1号線で、交通量も大変多く、車が絶え間なく行き交っています。さらに近くには「サントムーン柿田川」という、大変大きなショッピングモールも建っていて、公園の周辺は開発が進んでいる地域であるといえます。

そんな中でも、この公園の中は自然が多く残っていて、歩いているだけで気持ちが休まるような気がしました。開発が進む中、自然の湧き水と周りの環境をここまできれいに残してきた清水町や町の人々の努力に敬意を表したいと思います。

余談ですが、ここ柿田川公園は、北海道の深夜番組水曜どうでしょうにも出てきたところです。2010年放送の「原付日本列島制覇」にて、箱根の山を下ったところで、大泉洋さんら「どうでしょう軍団」御一行が立ち寄っていました。そちらの「聖地巡礼」スポット(?)でもあるといえるでしょうか。興味のある方は訪れてみてはと思います。

今回は以上です。お読みいただきありがとうございました。