長井崎中学校も統廃合・・・?

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ラブライブ!サンシャイン!!」に出てくる「私立浦の星女学院」のモデル、「沼津市立長井崎中学校」。2017年秋に放送されたテレビアニメ2期にて、浦の星女学院沼津市街に近い高校に統合されて廃校になりましたが、こちらの長井崎中学校は今なお地域の子供たちの学びの場としての役割を担っています。

しかしながら、長井崎中学校においても、「統廃合」の話が出ているようです。ツイートにて取り上げたまとめサイトによれば、6月に出た静岡新聞の記事にて、西浦小学校と内浦小学校と統合した、「小中一貫校」とする方針が報道されたとのこと。内浦小、西浦小、長井崎中の3校では生徒数が減少し、内浦小では、複数の学年が同じクラスを編制する「複式学級」が生じているとのこと。その為、3校を統合して小中一貫校とすることに決めたとのことです。後者は、長井崎中の校舎を改修して使用し、学校名、制服、校歌などを来年度以降検討したうえで、再来年の春に小中一貫校として開校させるとのことです。

但し、3校を統合して小中一貫校としても、2025年には複式学級が発生する見込みであることから、将来的には市内の静浦小中一貫校と統合することについても、引き続き検討するとしています。小中一貫校としても、校舎は新築せず、長井崎中のものを改修して使うということも、将来的なさらなる統廃合の計画があってのことでしょうか。

沼津市は、2017年に公表した「沼津市立小・中学校の適正規模・適正配置の基本方針」という資料にもある通り、市内の小中学校の数などの見直しを行おうとしているようです。

現状ですら長井崎中単独で生徒数が2ケタ台となっており、そして向こう10年以内にほぼ半減する見込みがあるとなると、確かに統廃合の話が出ても不思議ではありません。

内浦小・西浦小も生徒数の減少は止まらず。内浦小で生じている複式学級が、今後西浦小でも生じてしまう見通しが示されています。

内浦小・西浦小・長井崎中の3校をまとめた「長井崎地区」は、「学校統合や小中一貫校化」などの「早急な対応が必要な地区や学校」の1つとして位置づけられています。「長井崎地区」のほか、市南部の「戸田地区*1」や沼津港の近くの「第二地区*2*3」が、同じような対応が早急に必要であるとされています。

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学校の統廃合は、日本全国で問題となっていることであることは存じていました。しかし、それなりに身近なところで、しかもかなり話が具体的に進んでいたということに驚かされました。長井崎中学校が小中一貫校として生まれ変わることはほぼ確実とのことで、それによって姿が少し変わるのかもわかりません。そしてさらに時間が経てば、長井崎中学校から形態を変えた小中一貫校すら、あの場所からなくなってしまうこともあり得るわけです。悲しいことなのかもしれませんが、一方でそれは時間や環境の変化による致し方のないことであり、そこが舞台になったアニメのファンがとやかくできるようなものではないと、私は考えます。

今回はここまでです。お読みいただきありがとうございました。

 

 

写真は筆者撮影

*1:戸田小学校、戸田中学校をまとめた地区。旧戸田村の地域ともいえる

*2:千本小学校、第二小学校、第二中学校をまとめた地区。千本浜公園や沼津港、「びゅうお」などが近い海沿いのエリア。

*3:「曜ちゃんの家」とされている喫茶店「阿蘭陀館」さんからも近いため、もしかしたら曜ちゃんが小学生や中学生だった時に通っていたかもしれない。