いずっぱこ1day周遊パス、販売期間延長!

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駿豆線や三島・沼津・伊豆の国修善寺エリアの伊豆箱根バスで使える「いずっぱこ1day周遊パス」ですが、この度発売期間が延長されました。

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当初は「おとなが発売枚数に達し次第販売終了」となっていましたが、「新型コロナウイルス感染症の事情変化を考慮し、発売期間を2月28日(日)まで延長し、発売枚数を追加」することになりました。

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年明け前に沼津に行った際、こちらのきっぷを活用して、駿豆線沿線や沼津駅の方を散策していました。

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利用可能なエリアは広く、沼津駅から沼津港、さらには内浦三津までをカバーしているのは、舞台巡りをしようという人にとってはかなり便利なきっぷといえるでしょう。長井崎中学校や三の浦総合案内所などはみとしーから歩けるので、目ぼしいスポットは大体エリア内に納まっています。強いて言えば淡島が外れてしまっていますが、三津のあたりから東海バスに乗れば、そんなに高くつくこともなく行けるはずです。

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きっぷと街歩きマップのセットとなっていて、マップに記載されたお店では、買い物や食事の際に割引を受けられるようになっています。例えば沼津港にある「沼津バーガー」さんでは飲食代が1枚で1会計ごとに10%引きになったり、伊豆三津シーパラダイスでは入場料の割引を受けられたり、伊豆長岡駅売店ではお土産品(一部除く)が5%引きになったりするなど、この1枚を使い倒せばお得に遊べるというようなものになっています。

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同じようなエリアで使える乗車券は以前から存在していましたが、そちらはインバウンド旅行者向けの商品であり、購入には条件が必要でした。それが国内外問わず全ての人が利用できるきっぷとして発売され、日本人でも気軽に使えるものになったというわけです。

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駿豆線には1日乗車券として「旅助け」なるものが既に存在しており、「ラブライブ!サンシャイン‼」とのコラボもあって、こちらを買う人も多いかと思われます。確かに乗車券のデザインや付属のアクリルバッジなど、こちらを選ぶ理由というものも存在するのですが、但し乗車券としての実用性は、「いずっぱこ1day周遊パス」の方が上なのかなと思われます。

ところで「旅助け」や「いずっぱこ1day周遊パス」は磁気券ではないため、改札を通る際には有人窓口を通る必要があります。これも三島駅伊豆長岡駅など、有人駅にて利用するのであれば、特に難儀することではありません。

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但し駿豆線内には無人駅もいくつかあります。無人駅の中には三島田町駅大仁駅など、無人駅も含まれます。それらの駅ではインターホンによる対応がとられており、呼び出しに応じた係員が磁気券以外のきっぷでも自動改札機を通れるように手配するという対応がとられているようです。これも呼び出しや操作の手間を考えると、入場までに時間がかかることを見越したほうが良いはずであり、利用にあたっては電車の時間まで余裕があるかなどを考えて動く必要もあるでしょう。

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同じようなエリアで使えるきっぷとしては、「ふじのくに家康公きっぷ」もありますが、こちらは購入にあたり「エクスプレス予約」や「スマートEX」などを用いた東海道新幹線の利用が条件となります。18きっぷなどを使い在来線で訪れる場合には購入できないものです。一方で「いずっぱこ1day周遊パス」は購入にあたり特段条件はなく、誰でも購入できるものになっています。値段もおとな1人900円とかなりお得。コロナ禍における増収策として展開された商品ですが、このまま定番化してほしいなと、一利用者として思うものでした。