【乗ってみた】MAZDA3、荷物運びを兼ねてちょい乗り

転居からしばらくたち、必要最小限のもの以外の設備を拡充しつつある段階に来ています。小型のBDプレイヤーを導入し、BDやDVDの視聴環境を整えました。実家から持ち込んだテレビも買い替える構想は無くはないものの、性能や大きさが十分ということで、しばらくはこのまま使い続けようかと考えています。

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実家に残してきた寝そべりやフィギュア等々、少しは自宅に持ってこようと思い、車を借りてドライブがてら運搬していました。その際に借りたのがMAZDA3です。

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先代までは日本ではアクセラだったこの車、この代からは海外と同じ数字の車名になりました。外車ではよくある数字の車名ですが、日本車では珍しいです。アクセラだったころに引き続き、セダンとハッチバックの2車種の構成。載せられるエンジンは1.5Lと2.0Lのガソリンエンジンに1.8Lのディーゼルエンジン、そして新開発の2.0LスカイアクティブX。トランスミッションは6速ATと6速MTの2種です。

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今回はタイムズカーシェアにてハッチバックの1.5L+6速ATの車を借りました。かなり雑に言えば「大きくなったMAZDA2」というところ。スチールホイールにホイールキャップを組み合わせているのを見るに、おそらくはベースグレードなのでしょう。

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内装の仕立てはかなり上質に見えました。革の内装をベースグレードにも取り入れたのは、マツダのこだわりなのでしょうか。シフトブーツやアームレストもついていて、カーシェアで借りられる車の中では、もしかすると一番豪華なのではないかと感じました。

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タイムズカーシェアでは、通常ではタイムズカーシェア専用設計とみられるナビがついていますが、MAZDA3にはマツダの純正ナビが備わっています*1。タッチパネルではなく、シフトレバーの近くにあるダイヤル(スイッチ?)で操作するタイプのナビで、スマートフォンとの連携にも対応しています。操作しにくいという声もあると聴きますが、慣れれば気にならないもののようにも見えますね。

すごいと感じたのはヘッドアップディスプレイ。運転席の正面、フロントガラス上に、速度などの必要な情報を表示してくれるのでした。速度がわかりやすく可視化されると、慎重に運転しなければという気持ちにならなくもない気がしますね。

荷物運搬と買い物を兼ねたドライブ、まずは戸塚から調布に向けてほぼ空荷の状態で走らせます。走り始めた直後の印象としては、路面の凹凸がかなりダイレクトに伝わってくるように感じました。ベーシックなグレード故に小さめのホイールと厚めのタイヤを組み合わせていたものの、街中ではどちらかというと「硬い」と感じる乗り味だったように思います。個人的には許容範囲だったのと、これより乗り心地が悪い車もいっぱいあるだろうとは思いますが、人によってはかなり気になるだろうと思う点です。

印象が一気に変わったのが高速道路に入ってから。普段借りているコンパクトカーとは安定感が違いました。車体が大きい分タイヤのトレッドホイールベースも広く取られているからでしょうか。クルーズコントロールも装備しているため、長距離ドライブでも楽に走れそうです。面白いと思ったのはクルーズコントロールの設定車速の単位。他ブランドでは1㎞/hないし5㎞/h単位である場合が多いものの、MAZDA3では1㎞/hか10km/h単位。前を走る車の車速に合わせた速度制御を行うため、5km/hである必要もないと判断したのかなと推測します。

この車で際立っていたのは視界の悪さ。前方はさておき、駐車や追い越し、交差点等の右左折時の巻き込み確認等における側方や後方の視界が相当狭く感じました。側後方に車両などがいることを知らせるブラインドスポットモニターや駐車時等に後方の映像を映し出すバックガイドモニターなどが装備されていたため、それらの装備をフル活用すれば良いものではありますが、こちらもやはり人によってはかなり気になるところでしょう。

マツダトヨタにかなり顕著だと言えるのでしょうが、デザイン重視で視界が悪くなっている車が、近年増えているように見えます。センサーやカメラ等の装備の普及で、直接目視の必要性が低くなっているということもあるのかもしれませんが、少し不安に感じることも事実です。ほかの人の運転で後部座席に乗り込んだ時など、後部座席で視覚面での圧迫感を感じることも多々あります。

約6時間のドライブで知り尽くすことなど難しく、今度はもう少し長い距離をじっくり試したいと思っていることも事実です。高速道路をより長い距離走ってみたり、例えば西伊豆スカイラインのような山の中のワインディングに持ち込んでみたり、今回試せなかったシチュエーションを中心に、2日間くらいかけて走らせてみたいと考えています。ただ今回MAZDA3を「ちょい乗り」して感じたことは、これからの時代のベーシックな車に求められるはずの装備の水準が思った以上に上がっていることと、それをこの車が大体満たしているということでしょうか。

plumroom-0417.hatenablog.com

↑一昨年の6月にアクセラスポーツでドライブした回の記事。この時含めて2回借りて乗ったのと、教習者でさんざん乗ったので、アクセラは思い出の車です。

 

*1:ほかにもトヨタ・ヤリスがメーカー純正ナビを載せています