CYaRon! 2nd LoveLive! ~大革命☆Wake Up Kingdom~ 振り返り(10/17)

表題の通り、10月16日・17日の「CYaRon! 2nd LoveLive! ~大革命☆Wake Up Kingdom~」です。ライブ現地参加は2019年6月のAqoursの5thライブ以来、またCYaRon!のライブには初めて参加しました。

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良い意味で期待を裏切られた、というより予想だにしない方向含め全方位でボコボコにやられたのが今回のライブでした。参加前には「ユニットライブだからユニット相応の内容だろう・・・」と踏んでいたわけですが、そんな先入観を持っていたことがばかばかしくなる、CYaRon!の沼の底に一気に引きずり込まれそうになるようなライブで、「ユニットライブでこれなら、Aqours全体のライブは生きて帰ってこれるのか?」などと感じてしまうもの。

フルアルバムで初めて世に出た新曲「ある日・・・永遠みたいに!」は、CYaRon!らしからぬ大人びた曲。ライブのタイトルにもある「Wake Up Kingdom」とは、この曲の歌詞から来ているものなのでした。貝の中から現れた3人は「おとなシャロン」そのもの。ライブの初っ端から「大革命」を目の当たりにすることに。

続く「Braveveheart Coaster」はそれはそれで良き。CYaRon!の元気の良さが存分に出ています。昨年2月の1stライブ以来の披露でしたが、あの頃はまだ声出しOKだったんですね・・・。

MCと「”MY LIST” for you!」を挟み、4曲目に来たのが「恋になりたいAQUARIUM」。曜ちゃんのセンター曲ならまあやるだろうと思っていたら予感が当たったわけですが、CYaRon!バージョンとはいえ生で聴くのはAqoursの4thライブ以来ほぼ3年ぶり。やっぱり盛り上がりますね!どんな類のものであれ、コールのない生歌の恋アクってすごい新鮮。声を出さない分聴きこめたような気がします。

ライブで聴くCYaRon!の曲で一番好きなのが「夜空はなんでも知ってるの?」。明るい曲調が多い中でしんみりとした雰囲気のこの曲、特に推せるのが間奏の時の斉藤朱夏さん。「Misty Frosty Love」といいこの曲といい、「こんな表現もできるのか・・・。」と驚かされるもの。「アニメとのシンクロ」が特長として語られるAqoursながら、それを支えるのはキャストのパフォーマンス。これこそがデビューから6年がたちつつもラブライブの最前線で活躍できる原動力と言えるはず。それゆえ、たとえどんなに優秀な後発組が出ようと、そう簡単にその地位が揺るがないのでしょうか。

ソロ曲が披露されなかった代わりに目立ったのが、Aqoursの楽曲のCYaRon!バージョン。「スリリング・ワンウェイ」や「MY舞☆TONIGHT」など、まさかCYaRon!のライブで聴けるとは思いもよらず。「MY舞☆TONIGHT」、ダイヤさんの印象が強い曲ながら、元々は姉妹ダブルセンター曲でしたね。「正統派アイドル」という立ち位置ゆえ、かわいい路線で売っているCYaRon!ながら、あの2曲はめちゃくちゃかっこよかったです。

そして今回のライブの目玉だった「CYaRoTOMO’S」。出演を初めて知った時には、「CYaRon!のライブに生バンド演奏」という演出がピンとこなかったものの、現地で見てびっくり。CYaRon!やAqoursの楽曲に良い味を出していました。「恋になりたいAQUARIUM」等々、おなじみの曲の生演奏版を聞けただけでなく、「青空Jumping Heart」のオフボーカル演奏まで披露されました。オフボーカルかつ歓声のない演奏ながら、どこからとなく歌詞や歓声が聞こえてくるような気がしました。MCでは「沼津みなと新鮮館」の館内で流れている曲も披露しており、初めて出演したとは思えない存在感を見せていました。

ちなみに、ラブライブシリーズのライブにおけるバンドの出演は9月のGuilty Kiss以来2例目。Aqoursの4thライブでは浦の星交響楽団による演奏があったものの、Guilty Kissの2ndライブから始まったバンドによる生演奏は全く新しい取り組みだと言えるもので、今後のライブでも取り入れられていくのでしょうか。そういえば、現在進行中の「Aqours We Are Challengers Project」では、Aqoursとしては初となるアーティストコラボ楽曲とアニメーションPVの作成が決定しています。その楽曲がライブで披露される暁には、今回のような生演奏が聴けることが期待できそうです。楽曲の詳細は年末のライブで明らかになるのでしょうか。

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コロナ禍も沈静化しつつある中で開催されるユニットライブ。ライブは現地に限ると思わされただけでなく、ユニットの魅力を改めて見せつけられたような気がしました。平日ゆえ参加しようか迷っていた来月のAZELEAの2ndライブも、取り急ぎ2日目のみ申し込んだ次第です。すっかり「しゃろとも」に染まり切った私ながら、横浜アリーナの地でトリコビトへと思想転向してしまうのか、どんなライブになるか楽しみです。ただ今回は曜推しでありつつも初のCYaRon!のライブに参加でき、3人だけではあれどAqoursに2年4か月ぶりに遭うことができたということが、何よりもうれしかった次第であります。