びゅうおがバーに変身?!港町の夜の新たな楽しみ方「Night Bar びゅうお」

沼津港のランドマークとしておなじみのびゅうお。将来想定される南海トラフ地震における津波災害対策の水門に展望台を設けたもので、2004年に開業し、沼津港エリアにおける観光スポットの1つとして多くの人が訪れています。

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今年8月に発売された「BANZAI! degital trippers」のアニメーションPVに登場するほか、テレビアニメにおいても。1期11話「友情ヨーソロー」等で登場し、「ラブライブ!サンシャイン!!」とも縁が深い場所でもあります。

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今年4月に開業以来初となる大規模改修を終え、リニューアルオープンを果たしました。内装が特に大きく変わり、アニメに出てきたものとはかなり異なる様子になっています。

深海魚を模したトリックアート

深海水族館があるように、「深海魚の街」としての側面が目立ちつつある沼津の港エリアとあって、深海魚を模したトリックアートが新たに描かれました。こちらは今年8月の沼津でのファンミーティングでも伊波杏樹さんが紹介していたものになります。「SNS映え」を意識したものと見て間違いないはずです。

新たに設けられた沼津市の歴史年表

沼津市の歴史についての展示も新たに設けられました。大きな歴史年表が設けられ、今の沼津市・沼津港がどのような成り立ちを持っているのかということがわかるようになっています。今の沼津市域に人が住み始めたのは約37,000年前、愛鷹山麓に人が住み始めたのが最初だそうです。沼津市が誕生したのは約100年前の1923年であり、今の姿になったのもごく最近のことだと言えるのかもしれません。

びゅうおから見た沼津市

びゅうおから見た駿河湾

びゅうおの最大の魅力と言えば展望台からの景色。沼津市街や駿河湾が一望できます。アニメに出てきたような夕暮れ時など、駿河湾に沈んでいく夕日を眺められるビュースポットになっています。

この眺望と一緒にお酒を楽しめるイベントが、先日初めて開かれました。沼津市内のバーとコラボした「Night Bar  びゅうお」です。

沼津市は本格的なバーが多く所在する街として知られており、沼津でバー巡りをするという楽しみ方をする人もいるようです。そうした側面を観光資源とすべく、沼津市沼津駅近くの2つのバーが企画し、開催にこぎつけたそうです。

NUMAZU SLING

この日は2種類のカクテルが準備されていました。私が最初にチョイスしたのは「NUMAZU SLING」。沼津の海をイメージしたものと言えるものでしょうか。西浦のらららサンビーチの海を思わせるような青さです。

NUMAZU SUNSET

次いで飲んでみたのが「NUMAZU SUNSET」。似たような名前の快速列車が長野県のしなの鉄道にいた気がしますが、名前の由来は似ていなくもなさそうで、こちらは駿河湾に沈む夕日をイメージしたものと考えられます。私が訪れた時間帯はちょうど夕暮れ時で、沈みゆく夕日を背景に写真を撮ってみると、なんとなくSNS映えしなくもなさそうな気がした次第です。

沼津の街にもともとある「観光資源」を組み合わせた全く新しい企画ですが、コロナ禍もあり開催にあたっては幾度か延期を余儀なくされてしまったようです。どうやら1回限りのイベントではなく、今後も不定期で開催する予定とのこと。カクテルはノンアルコールも選べたので、お酒が苦手な方にも楽しめるはずです。

夕暮れのびゅうお。悩める曜に鞠莉がアドバイスをした時もこんな景色だったはず。

バーと言えば敷居が高いと感じてしまう人もいそうですが、今回のイベントにはそうした雰囲気はなく、夕暮れ時の沼津港周辺の景色を楽しみつつ、沼津のバー文化に気軽に触れられるものであると考えています。沼津港周辺や内浦・西浦のグルメや水族館、風景を楽しむだけではわからない「夜の沼津の楽しみ方」を発信する場として、「Night Bar  びゅうお」はいい場所であると感じました。次回以降も予定さえ合えばぜひとも行きたいと思います。