もう一度、「渡辺曜」を考えてみる

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我々「曜推し」が1年で最も忙しく、一番楽しい1日もあと6時間です。カタチこそ違えど、やはり嬉しいことには変わりないでしょう。事実多くの人が今日という日をお祝いしていますから。

 

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しかしなぜ、「渡辺曜」という人物に対し、我々はここまで惹かれ、そして今日のようにお祝いしようというマインドを持つにいたるのでしょうか。そして、なぜ、9人の中で「渡辺曜」を選んだのでしょうか。

私なりに考えて出した結論は、彼女のパーソナリティーにおける「二面性」です。

渡辺曜」という人物について語られる際、一番に挙げられる特徴は、「明るい」「元気」「かわいい」「運動神経抜群」「料理や裁縫が上手」「要領が良い」「誰とでも仲良くなれる」といった、いかにも「完璧な人物」と言えるようなところがあるのでしょう。Aqoursというグループの中においても、いかなる時でもグループを前に進めるために働き、誰よりも明るく振舞う。色々なことをそつなくこなしても、決してそれを鼻にかけることもない。そして、常に周りの仲間を想っている。実世界においても、ここまでの人物というのは、そう簡単には見つからないはずです。

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一方で、彼女が人並みではないほどの「努力家」であり、同時に「苦労人」であることも、想像するにたやすいことです。

例えば高飛び込みは、小さいころからずっと練習を積み重ねてきたからこそ、日本代表レベルの実力を持つようになったはずです。衣装担当を引き受けるほどの裁縫のスキルも、もっとかわいい制服を作って着たいという一心で、何着も制服を作った結果身についたものなのでしょう。料理上手な面も、船長になりたいという夢の中で、船乗りなら料理くらい上手に作れなきゃ、という思いがあって、色々と試行錯誤を積み重ねた賜物なのでしょう。

これらの能力は、周りから見ても頭一つ抜けたものであるでしょう。しかしながら、本人にとっては、これはあくまで努力の結果であり、決して生まれながら持っている才能ではないはずです。しかしながら、それを周りに見せることはありません。それゆえか、周りからの評価はすこぶる高く、「要領よく何でもできてしまう」と思われがちであるはずです。「自分では大したことがないのに(無自覚)、周りからは自分が思う以上に褒められる。」そんな思いがふとしたところで爆発し、悩むこともあるのかなと考えます。

明るく快活で、一見すると細かいことは気にしないようで、深層にはとても繊細なところがあることも、彼女のパーソナリティーの面の1つとして挙げられることでしょう。

頻出の話ですが、最初は2人だったAqoursが大きくなっていくうちに、次第に大好きな千歌ちゃんとの間に「勝手に」距離を感じてしまいます。(1期11話)普通だと自称する親友と、優秀だといわれてしまう自分との違いから、親友が目指すところには自分の姿は存在しないというようなところまで、つい考えすぎてしまったわけです。実際にはそんなことはなく、千歌ちゃんにとって、たとえAqoursのメンバーが増えたところで、「曜ちゃん」という存在は一番の幼なじみとしてとても心強いものであったものの、そのことに当の本人が気づけていなかっただけなのですが、隠れた不器用さと奥手な面が邪魔をして、ずっと悩み続けていたのでしょう。

この、「光と影」とでもいうべき「二面性」が、「渡辺曜」という人間の魅力を高めている最大の要素なのではないかと考えます。確かにスポーツもできて、裁縫や料理もできて、誰とでも仲良くできて、その点確かに完璧なように見えます。その一方で、どこか不器用で、つい考えすぎて、落ち込んでしまうこともあって、必ずしも輝かしいところばかりではないというところが窺えるのです。そのコントラストが、彼女の「光」の部分をさらに際立たせ、そして人間性に深みを与えているのではないかと考えます。

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ここまで書いてきたことが、私なりに「渡辺曜」という人間について考えたことです。ここまでいろいろ書いてきましたが、やはり彼女には笑顔が似合うと思いますし、笑顔を見ているとこちらまで明るい気持ちになれます。ここまで魅力的な人に出会えて、とても幸せだなと思うところです。

繰り返しにはなりますが、この言葉で最後は締めたいと思います。

 

曜ちゃん、お誕生日おめでとう!