先週の金曜日、4月17日はAqoursの渡辺曜ちゃんの誕生日でした。Aqoursのキャラクターの誕生日といえば、毎年沼津の街中で様々なお店がお祝いをすることで知られています。昨年6月のフィナーレライブを経て、そして年度が替わって初めての誕生日となる曜ちゃんの誕生日は、果たしてどのように祝われていたのでしょうか?
- 1.JR東海はお祝い装飾を今年も実施&いずっぱこもヘッドマークを掲出
- 2.曜ちゃんの家は今年も長蛇の列!誕生日限定メニューもしっかり準備
- 3.ラブライブ!サンシャイン!!と沼津の関係はブームから文化へ
1.JR東海はお祝い装飾を今年も実施&いずっぱこもヘッドマークを掲出
鉄道で沼津を訪れる人が必ず通る沼津駅。こちらは2023年から誕生日に合わせた装飾が実施されています。通年仕様のパネルがリニューアルされ、今年の誕生日限定はどうなるか気になるところでしたが、これまであったバルーンアートが省略されつつ、背景のライトアップが少し目立つようなデザインになりました。


バルーンアートはこの季節ならまだ良いものの、真夏は気温の上昇で風船の中の空気が膨張し、展示期間を通して管理に苦労されていたようです。管理面での改善の意味も含めた変更と見るのが良さそうです。等身大パネルを含めた全体のコンセプトは、東海道新幹線コラボ曲の「僕らの旅は終わらない」をイメージしたもののようです。


この他、沼津駅構内の液晶案内板で表示される記念スライドは、JRの乗車券を模したデザインになっていました。「曜ちゃんの航海はここから始まる」というメッセージも添えられており、残る8人はどのようなものになるかも楽しみです。また、例年あった電光掲示板のメッセージのスクロールは、立ち止まって動画に収める人の多さも考慮してか、これまでよりも短いものになっていました。


続いては2016年からラッピング電車の運行などのコラボ企画を続けている伊豆箱根鉄道駿豆線。今年度も誕生日に合わせたデザインのヘッドマークを、3000系3506編成「HAPPY PARTY TRAIN」に掲出しました。今年度はフィナーレライブのテーマソング「永久hours」の衣装のイラストが用いられたデザインでした。誕生日当日の3506編成は、朝と夕方以降のみ運行され、日中時間帯は修善寺駅に留置されていました。沿線各地の撮影地での撮影を考えていた方にとっては撮影が難しい誕生日になってしまいましたが、簡単に記録する程度であれば、訪問しやすい時間帯に修善寺駅に留置されていた方が都合が良かったかもしれません。乗車してしまうとせっかくのヘッドマークもわからなくなってしまうので、走らせずむしろ見てもらう方に徹しようとした、伊豆箱根鉄道の気遣いだったのかもしれません。


ラブライブ!サンシャイン!!コラボデザインの駿豆線の一日乗車券「旅助け」に付属するアクリルバッジも、例年通りヘッドマークと同じデザインのものでした。誕生日デザインのアクリルバッジは、誕生日を過ぎてからもしばらくは在庫が残っていますが、切符に誕生日の日付が印字されることに意味があると思うと、個人的にはやはり誕生日当日に買って使うのが良いと思っています。



修善寺駅ではヘッドマークに描かれているのと同じ、「永久hours」衣装の曜ちゃんのパネルが、修善寺駅まで来た人を出迎えていました。このパネルは西武鉄道が所有するもので、昨年6月のフィナーレライブの時に、会場最寄りの西武球場前駅に展示されていたものではないかとのこと。ライブ当日に会場でお目にかかることができなかったものの、約10ヶ月越しで対面しました。同じ西武グループである伊豆箱根鉄道へレンタルしたということですが、グループ全体でのラブライブ!サンシャイン!!との関係は、フィナーレライブからまもなく1年が経つ今となっても健在です。
2.曜ちゃんの家は今年も長蛇の列!誕生日限定メニューもしっかり準備



曜ちゃんの誕生日に一際多くの人が押しかけるのが、下河原町にある欧蘭陀館下河原店。テレビアニメ1期11話に描かれた曜ちゃんの家のモデルになったとされている喫茶店で、曜ちゃんをイメージしたセットメニューを通年で提供しているほか、毎年誕生日の時期には限定メニューも用意しており、公式コラボカフェも顔負けの気合いの入りようを見せています。お店の外側の装飾類は控えめながら、今年の誕生日はベランダから伊豆三津シーパラダイスのマスコット「うちっちー」が顔を出していました。

今年の誕生日限定メニューはオムそばがメインの1プレート。オムそばと言えば曜ちゃんの得意料理の一つです。曜ちゃんの好きな食べ物のハンバーグではなく、ハンバーグに似た肉団子が添えられているほか、同じく好きな食べ物であるみかんの形をした大福などもセットに含まれていました。こちらのプレートは単品で1,700円、飲み物とのセットで2,000円でした。オムそばにかかるケチャップはセルフサービスで、各々好きな絵などを描けるようになっていました。私も挑戦したものの上手くいかず、途中で諦めて普通にかけてしまいました。


私は誕生日当日の9時ごろにお店に到着しましたが、お店の前にはすでに長い列ができていました。入店できたのは10時半過ぎで、約90分待ち。お店の方曰く、一番混んだ年よりも空いているとのことですが、テレビアニメの放送から10年、フィナーレライブからもまもなく1年というタイミングで、誕生日当日とはいえ平日にも関わらず、全国各地から多くの人が訪れている様子を見ると、いまだにコンテンツとして強いと感じた次第です。そして何より、お店の方が誕生日に合わせて限定メニューを用意してくださっていること自体に、地域の方にも大切にされているコンテンツであると感じています。

今年の誕生日からは、狩野川沿いの魚町にあるカフェ「THE BLUE WATER」でも、誕生日に合わせた限定メニューが提供されました。こちらはハンバーグをメインにしたセットとのこと。当初は誕生日周辺の数日だけの予定でしたが、人気のあまり提供しきれない日もあったとのことで、連休まで延長されることになりました。
3.ラブライブ!サンシャイン!!と沼津の関係はブームから文化へ
繰り返しになりますが、ラブライブ!サンシャイン!!は今年でアニメ1期の放送からちょうど10年、9人のキャストが全員揃った最後のワンマンライブからも1年が経ちます。かつてほどの熱気はなく、だいぶ落ち着いてきたとの声も聞かれます。ラブライブ!シリーズ自体、後発グループも複数が同時に活躍しており、そちらのイベントなどが趣味の主軸であるとの人も少なくありません。

しかしながら、今年の曜ちゃんの誕生日には、欧蘭陀館に列ができたり、内浦から沼津駅へ向かうバスが満員になったりする程度には、沼津の街は平日にも関わらず多くのファンで賑わいました。誕生日当日の夜に市内の飲食店でお話を伺うと、昼間からファンと思しき人が多かったとのことでした。いくら時間が経とうと、好きなキャラクターの誕生日は沼津で過ごそうという人は一定数いて、街のお店でもそのお祝いの日を温かく祝しているようでした。

そんなご縁が何もせずとも永久であるとは言いません。しかしながら、かくして続いてきているものが、1日でも1年でも長く続いてくれることを願うばかりです。会社を休んで沼津で過ごした誕生日を経て、そんな思いを改めて強くした1日でした。