【沼津/再開発】再整備中の中央公園の様子(2026/4/12)

昨年秋から再整備工事が続いている中央公園の様子についてです。完成まであと1年で、工事もペースが上がってきつつあるようです。様子も目に見えて変わってきたように感じられます。

1.仮設通路も移設されて全体で造成が進行中

沼津市大手町に位置する中央公園では、昨年秋から再整備工事が進められています。2027年春の完成を目指して、公園内の設備の整備や土地の造成などが進められており、すでにかつての公園の様子はほぼなくなっているように見えます。

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公園だった場所は仮設通路とトイレを除き囲いで封鎖され、タイルなどもはがされた上で新しい公園の整備に向けた造成工事が進められています。仮設通路も先日また移設され、通路だった場所も含めて公園の西側でも工事が始まりました。側溝のようなものが作られていたり、マンホールのようなものができたりしている箇所もあり、かなり大掛かりな工事になっているように見受けられました。

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2.飲食店舗の建物も着々と工事が進む

ここ最近で様子が変わったのは、公園のほぼ中央で作られ始めた建物でしょうか。新しい中央公園にはカフェが設けられるとのことで、そちらの建物の工事が今月に入ってから始まったようです。

今月初めにはまだ基礎しかできていなかったものが、先週末には建物本体の工事が始まっているようでした。意外にも木造の建物になるようで、木材が組み立てられている様子が窺えました。そこまで大きな建物ではないので、近日中には完成しそうな雰囲気です。

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3.来春の完成に向けて工事も着々と進行中

春先までは工事のペースがやや遅めに感じられましたが、ここに来て工事の進み具合が目に見えて早くなってきているように見えます。完成まであと1年であり、できる範囲の工事は今年の夏までに進めつつ、夏まつりが終わってからまた工事を進めるのかもしれません。公園の古いトイレはまだ手付かずで、新しいトイレが完成するまでは公衆トイレとして供用されるように見えます。通りに面した場所に、お城の建物を模したようなトイレが鎮座していますが、再整備工事完了後は公園の内部に新しいトイレが設けられます。

先週末は三島市の楽寿園でクラフトビールのイベントが開催されました。毎年沼津市の中央公園と合わせて年2回開催されていましたが、今年は2回とも楽寿園での開催になります。再整備後は中央公園にも帰ってくるのかもしれません。新しい中央公園には電源の設備なども完備されるようで、憩いの場所だけではなく、街中におけるイベント会場としての機能もより強化されます。その他のイベントも、新しい公園の完成に合わせて沼津の街に帰ってくるのでしょうか。再開発が進もうとしている沼津で、新しい街の空気を少し早く感じられる場所になりそうです。

【沼津/クラフトビール】周年記念ビールが今年も面白い!リパブリュー沼津店9周年イベント(4/4)

沼津駅南口にあるクラフトビール専門店「リパブリュー沼津店」がオープンから9周年を迎え、そちらを祝うイベントが盛大に開かれました。1日目の夜の部に参加してきたので、そちらの様子をまとめてみました。

1.20種類のクラフトビールが飲み放題!

クラフトビールのブルワリーがひしめき合う沼津で、ひときわ特徴的なビールを生み出しているのが、2017年に創業した「リパブリュー」です。沼津駅南口の雑居ビルの地下に醸造所とレストランがあり、「駅前ビール工場」としても親しまれているお店です。三島駅前にも直営店ができたり、三島市内に大きな新工場を開設したりしていますが、沼津のお店は創業の地として、今なお存在感が大きいお店です。

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そんなリパブリューさんが、この度創業から9周年を記念したイベントを開催しました。ビュッフェ付きで20種類のビールが5,500円で飲み放題という、破格のコストパフォーマンスのイベントでした。

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2.9周年記念ビールは梅ときゅうりのゴーゼ

周年イベントでは、その年に合わせた記念ビールが開栓されるのが、リパブリューさんでは毎年恒例となっています。今年の周年ビールは「UME九GOSE」というビールでした。9周年にちなんできゅうりを使ったビールで、スタイルはHAZY IPA、塩味の効いたゴーゼです。

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きゅうり以外にも、プラム(梅)果汁や赤しそを加えており、その色がビールにも出ています。そのほかにも、昆布茶や戸田塩も加えており、酸味や塩味、そして旨味が絶妙なバランスとなっているビールに仕上がっていました。ご存知の方も多いかと思いますが、戸田塩とは沼津市南部の戸田地区(旧:田方郡戸田村)の名産品です。周年に合わせたビールにも地元の名産品をしっかり使っているところも、リパブリューさんが地域に根ざすことができた秘訣かもしれません。

9周年記念のUME九GOSEは、ビール単体でもごくごく飲めそうなビールでもありました。アルコール度数も4.5%と低く、昆布の旨みや梅の酸味、戸田塩の塩味のバランスの良さも相まって、思わず何杯も飲んでしまいそうになりました。ちょうどこの日はイベントの前に万葉の湯で温泉に入った後で、お風呂上がりやサウナの後にも良さそうなビールでした。もちろん、料理と合わせても美味しいでしょう。和風の材料が多めなので、似たような味付けの食べ物が良いかもしれません。

3.ないものを作り続けて10年目に突入

リパブリューさんのコンセプトと言えば「ないものを作る」。今まで送り出してきたビールの多くが斬新なものであり、それもブルワーの方々の技量やこだわりが感じられるものばかりでした。思えば4年ほど前に初めてお店を訪れた時に、今まで飲んだことの無かったビールに出会ったからこそクラフトビールが好きになったということもありました。そんな美味しいクラフトビールを身近に楽しめる街に住みたいと思ったのも、沼津へ移住しようと思ったきっかけでもありました。

多種多様なビールが常に多くそろっていて、一見すると幅が広すぎるようにも見えてしまいますが、どのビールにも共通しているのが「ないものを作る」というコンセプトです。どれを飲んでもちゃんと美味しいものの、他にはない斬新さで大いに楽しめるのがリパブリューの特徴でしょう。そのコンセプトにひかれた人は多く、9周年イベントは大いににぎわっていました。10年目の1年間も、その先の次の10年も、まだ見ぬビールで楽しませてほしいと思えた9周年イベントでした。

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【沼津/温泉】沼津駅や内浦からバスで1本!ワンコインで温泉に入れる伊豆長岡の銭湯に行ってみた

日々の疲れを取るのに温泉へ行く機会が多く、殊に仕事が忙しい時期になると毎週末のように温泉に行ってしまいがちなのですが、いわゆるスーパー銭湯は料金が高かったり、公共交通でのアクセスが悪かったりします。そんな中で今回おすすめしたいのが、沼津市のお隣伊豆の国市にある伊豆長岡温泉の銭湯です。一部制約のあるところはありますが、安く気軽に、しかも熱めのお湯で疲れをしっかり取れる温泉に入ることができます。

1.温泉の町らしい「温泉に入れる」銭湯

伊豆半島には温泉がいくつもありますが、中でも沼津から一番近いのが伊豆の国市にある伊豆長岡温泉です。旅館やホテルも多く、首都圏からは新幹線や特急列車、あるいは自家用車でも容易にアクセスできる観光地として、古くから人気の場所でもあります。

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そんな伊豆長岡温泉ですが、温泉は観光客だけのものではありません。地元の人向けの銭湯にも、温泉が引かれています。そうしたものは全国各地の温泉地でよくみられるものですが、伊豆長岡にも例外ではなくあります。

2.石鹸やタオルは持ち込み必須でも、料金は500円!

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伊豆長岡温泉には温泉に入れる銭湯が複数個所あります。今回紹介するのは伊豆長岡温泉の中心とも言える場所にある「長岡南浴場」です。伊豆箱根バス「温泉駅」バス停のすぐ近くにある銭湯で、営業時間は15時から21時。料金は大人1人500円と大変リーズナブルです。

地元住民ではなくても利用することができる銭湯ではあるものの、タオル類だけではなく石鹸類も備え付けのものがない点は注意が必要です。受付で購入することもできるほか、すぐ近くのセブンイレブンでも調達可能ですが、手持ちがないと入ってから困ることになるので要注意です。安い価格で入れるのは超ローカルな銭湯だからで、地元の方が石鹸やタオルの類のものをすべて持ち込む前提のサービスになっています。

お手頃価格の温泉ながら、その辺の日帰り温泉よりも心なしか疲れがしっかり取れる気になれるのがこちらの温泉の特徴です。温泉は温度別に2種類あるのですが、入り口に近い方は約45℃とかなり熱く、浸かろうとしても足すらなかなか入れづらいくらいです。もう片方は約42℃ほどで、少し熱く感じるものの一般的な銭湯程度の温度で、少しずつ慣れていけば気持ちよく入ることができる温泉です。いつまでも使っていられるぬるま湯とはまた違う、体の芯までしっかり温めてくれるような感じです。

3.沼津駅や内浦からバスで1本!近くのお店で湯上がりのビールも飲める?

今回紹介した長岡南浴場の最寄りバス停である温泉駅バス停には、伊豆箱根バスの路線がいくつか発着しています。沼津駅と伊豆長岡駅を結ぶ路線のほか、伊豆三津シーパラダイスと伊豆長岡駅を結ぶ路線も通っています。昼間は内浦で観光して、そこからバスで来て温泉に入り、上がった後はまたバスで沼津駅を目指すのも良いかもしれません。沼津駅と伊豆長岡駅を結ぶ路線は毎時1本程度なので、バスの時間は事前に確認しておくのが良さそうです。

温泉の後にはビールが飲みたくなるという方も多いかもしれません。沼津駅まで戻ってから任意のお店で1杯というのも良いかもしれませんが、今回紹介している銭湯の近くにも、角打ちで生ビールをいただくことができるお店があるようです。私自身はまだ訪れたことがないのですが、温泉とビールがセットになっているようで、お店の方もそれを見越しているのかもしれません。伊豆長岡駅まで出れば、駅前にある反射炉ビアの直営店でクラフトビールをいただくこともできます。温泉とビールという組み合わせで、いかにも伊豆らしい休日を過ごせるのが、沼津からもふらっと行ける温泉地である伊豆長岡の良いところです。
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調べてみたところ、伊豆長岡温泉の銭湯は他にも2カ所ほどあるようです。どちらもそれぞれ良さげではありますが、見た目が一番きれいで入りやすいのは、今回紹介している長岡南浴場です。一応メインは地元の方らしく、入る時や出る時には軽く挨拶をしておくのが良さげであるなど、普通の日帰り温泉とは違うルールも存在しますが、地域に根差した温泉の空気感を味わうのもよいかと思います。季節や年度の変わり目で疲れがたまりがちな今日この頃、たまにはこんな温泉で疲れを取ってみるのもよいかもしれませんね。

【沼津/再開発】再整備中の中央公園の様子(2026/3/21)

沼津市の中心部にある「中央公園」では、2025年夏から約2年の工期で、再整備工事が進んでいます。着工からすでに半年以上が経過していますが、公園の敷地の大部分は立ち入ることができなくなっており、新しい中央公園の基盤整備が続いているようです。

1.半世紀越しの大リニューアル、着々と進行中

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昨年9月に始まった中央公園の再整備工事は、着工から半年以上が経ち、かつての面影が感じられにくくなるほど工事が進んでいます。公園内のタイル類は全てはがされ、旧国一通り側の入口にあった看板は撤去され、公園の中央付近にあった段差もほぼなくなるなどして、公園がゼロベースで生まれ変わろうとしている様子が伺えます。

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着工から半年で進められたのは、新しい公園の基礎となる部分の工事と言えそうです。中央に段差があったのを解消したり、崖の下にあった広場と接続させたりするための造成工事の他、イベント時に使うための電源などの設備工事が進められたように見えます。また、改装後に設けられる民間の飲食施設の建物の工事も始まったようで、新しい公園の姿が、今後徐々に見えてくるようでもあります。

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新しい中央公園に設けられる飲食施設のコンセプトは「暮らしに寄り添い、人とまちをつなぐ場」だそうです。地元の食材を使ったメニューが提供されたり、平日夜や休日にはイベント会場として活用したりするなど、ある種従来の「週末の沼津」や「THIS IS NUMAZU」のようなイベントに着想を得たのではないかと感じさせるようでもあります。多様なライフスタイルに寄り添うものとして、モーニング営業についても実施を検討しているとのことです。テイクアウトもあるようなので、出勤途中に利用するのも良いかもしれません。

2.夏まつりの時期は工事は一時中断?

現在進められている中央公園の再整備工事ですが、約1年半の工期は2つに分けられています。現在進められているのは第1期の工事で、期間は今年6月までです。当初は今年3月まででしたが、何らかの事情があってか変更となったようです。

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中断期間を挟みそうなのは、毎年7月末に開催される「沼津夏まつり・狩野川花火大会」が関係していそうです。狩野川土手やあゆみ橋が打ち上げ場所に近い観覧場所になるため、そちらへ出入りする人で中央公園は毎年混み合っていました。再整備工事にあたり、中央公園は仮設通路になっている部分以外立ち入ることができなくなっていますが、仮設通路だけでは群衆でオーバーフローしてしまうことは明らかでしょう。夏まつりの時期に限り、工事中のエリアも一度開放して、大勢の観客をさばけるようにするのかもしれません。

3.完成まであと1年

中央公園の再整備工事は来年春まで続きます。無機質なタイルが敷かれていたかつての中央公園から様子が変わり、芝生が敷かれた広場になる予定だそうです。下にある公園とも本格的に接続されるようで、広さも従来より広がることになります。また、イベントの会場として使うことを前提とした設備もしっかり整備されるようで、昨年まで開催されていた「週末の沼津」のようなイベントも、パワーアップして帰ってくるかもしれません。個人的には、三島市の楽寿園で開催されているようなクラフトビールのイベントが、新しい中央公園でも開催されたらいいなと思っています。バーの街らしい、色々なカクテルを楽しむことができるイベントもいいかもしれません。

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日ごろ頻繁に通る場所でもあるので、今後どのように様子が変わっていくかということが楽しみでもあります。アーケード名店街や駅北のイオンタウンなどと合わせて、沼津の街中でも先行して風景が大きく変わる場所です。アニメにも出てきたような、馴染みの風景が消えていくことには、一抹の寂しさもありますが、それよりも新しい公園を早く見たいという気持ちの方が大きいかもしれません。休日の朝に、コーヒーを飲みながら公園でゆっくり過ごすのも良さそうです。今後も折を見て様子をまとめていきます。

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【沼津】今年は1年間!JR東海×ラブライブ!サンシャイン!!「Aqoursとぬまづ四季めぐりキャンペーン」が4月1日からスタート!

2023年から3年連続で開催されてきた「沼津ゲキ推しキャンペーン」ですが、2026年度はタイトルや中身が変わるようです。1年を通して沼津を楽しめる「ぬまづ四季めぐりキャンペーン」として、来る4月1日にスタートし、なんと1年間も開催されるとのこと。フィナーレライブから今年の6月で1年経ちますが、JR東海とのコラボ企画はまだまだ続きます。

1.4年目の大型コラボ企画

「沼津ゲキ推しキャンペーン」とは、2023年に始まったJR東海とラブライブ!サンシャイン!!のコラボ企画のこと。2015年にラブライブ!サンシャイン!!のプロジェクトが始動して以来、決して関わることがなかったJR東海が、8年目のタイミングでコラボ企画を始動させたことには、各方面から驚きの声が聞かれました。経営陣の交代が進んで社風にも変化があったと見る向きもありましたが、一番は新型コロナウイルスの感染拡大による利用客減少からの巻き返しに向けて、沿線であらゆる誘客策を試していこうとした一環だったのではないかと考えます。これまでの企画では、現地での特典受け取りに新幹線の利用証明が必須でした。

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コラボ企画開始以降、駅構内に誕生日に合わせた装飾が出現したり、キャラクターの声優が担当する駅構内のアナウンスが放送されたりするなど、かつての沼津駅からは様子ががらりと変わりました。臨時列車が運行されたり、さわやかウオーキングもコラボ版で開催されたりするなど、街を大きく巻き込んだ大きな企画が展開されていました。沼津港エリアの飲食店での企画もあり、沼津を幅広く楽しめる企画でもありました。ただ単にコラボコンテンツがWeb上で展開されたり、何らかのノベルティが配布されたりするだけではなく、すでにコンテンツと地域の関係が成熟していたラブライブ!サンシャイン!!と沼津ならではの内容でした。

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2.1年間続く大型企画!月ごとに楽しめるコンテンツも変化

Aqoursのフィナーレライブも終わり、2026年以降もコラボ企画があるのかということが心配されていましたが、2026年度はひとまず企画が継続することが明らかになりました。来る4月1日から来年3月31日にかけての1年間にわたり、1年を通して沼津を楽しむことができるキャンペーンとして、「Aqoursとぬまづ四季めぐりキャンペーン」との名前でコラボ企画が始動するとのことです。従来の「沼津ゲキ推しキャンペーン」は3~5か月間という開催期間でしたが、今度の四季めぐりキャンペーンは、なんと通年での企画になるようです。春に始まり、夏、秋、冬、そして春と、四季折々の沼津を楽しめる、そんな企画になるとのことで、これまでとは少し様相が違うようにも見えます。

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現状明らかになっている企画の内容は、①『 FindOur沼津』描きおこしイラストと連動したオリジナルカレンダー壁紙が毎月登場、②新幹線乗車証明の取得でもらえる硬券風キーホルダーがランダムで9種類登場し3か月に1度更新(=年間36種類)、③「つじ写真館」とのコラボフォトコンテストの開催、④沼津駅南口改札内への新デザインの特設ブースパネル設置、⑤メンバーの誕生日期間における駅構内放送と装飾を実施とコンビニエンスストアで印刷できるオリジナルブロマイドの配布、⑥「沼津ゲキ推しキャンペーン2025」にて設置が決定したコラボデザインマンホールのお披露目などです。壁紙やキーホルダー等は、これまでの企画でも登場していたものの、更新の頻度や種類の数は今年になって大幅に増えたように見えます。南口改札内の特設ブースのイラストは、2023年の初回以来同じものが展示されてきましたが、今回ついに新しいものに差し替えられます。メンバーの誕生日期間におけるバースデーカードの配布も、観光案内所の営業時間に依らないコンビニで受け取れるブロマイドに置き換わることになりました。4回目のコラボ企画にもなって、今明らかになっている範囲だけでも、内容がアップデートしているようです。

3.今後は通年でのキャンペーンに移行?

時の流れは残酷すぎるほど早く、今年の6月でAqoursのフィナーレライブから早くも1年が経ちます。昨年11月の沼津地元愛まつり2025のほか、先日あったららぽーと沼津でのトークイベント、そして今年7月のGuilty KissとSaint Snowのツーマンライブや11月のラブライブ!フェスなど、Aqoursのキャストが出演するイベントは少しではあるものの続いていますが、9人全員が再び揃う場は、おそらく当面ないような雰囲気です。幻日のヨハネの関連イベントは予定されておらず、沼津市内で開催されている謎解きイベントも今年3月末には終了し、めぼしいイベントが今後どれだけあるかは不透明な情勢です。

そんな中でも、JR東海が引き続きコラボ企画を開催してくれることは非常にありがたく、沼津から実家に帰ったり、どこかのイベントに参加したりするときなど、新幹線を積極的に利用したいと思う動機になりうることも事実です。大事にしてくれているのであれば、それには積極的に応えていきたいと感じています。走行距離連動企画がまたあるのであればそれはそれで楽しみであり、ラッピング電車の運行やAqoursの楽曲の駅メロディ導入など、これまで無かったような企画にも期待したいところです。

数ヶ月限定の企画から通年での企画へと移行した理由は不明ながら、それだけの需要が見込める企画だからこその変更であると、今のところは前向きに捉えたいと思っています。何かイベントがあるから沼津へ行くのではなく、沼津に行きたいところがあって沼津に行ったり、特に目的はないけど沼津に行きたかったりする方も未だに多いようで、そうした需要を従来のゲキ推しキャンペーンで掴んだ結果なのかもしれません。

個人的には、これまで通り沼津市の街中や関連する交通事業者を巻き込んだ企画になってほしいと考えています。ただ単に新幹線に乗って沼津に来たり、それをもとにグッズだけもらって帰るだけでは、コンテンツを活かした町おこしとしては非常に物足りないと感じざるを得ません。これまでのゲキ推しキャンペーンでは、沼津港の飲食店街や三島駅を起点とする伊豆箱根鉄道などと連動した企画もあり、それらこそやはり市内の各所で消費活動を行うこともあったので、そうした個々の来沼者の動向も一緒にくみ取っていただきたいですね。詳細は後日発表とのことですが、現状ではひとまず期待して待ちたいです。

【沼津/移住】新卒で沼津に移住ってできるの?

公には3月をもって解禁となった就職活動。そんなルールはほぼ形骸化して久しいものの、今なお多くの企業が3月から採用活動を本格化させます。就職活動が本格的に動くそんなタイミングで、新卒で沼津に移住できるのかということについて、少し考えてみることにしました。

1.新卒カードを沼津で切る

転職が広く浸透しつつある我が国ながら、今なお新卒で入社した会社に定年まで勤めあげる「終身雇用」という慣習は根強く残っています。企業の採用活動も、それに対する求職活動も、今なお一番ボリュームが大きいのは新卒採用です。学校を卒業するタイミングで、数十人、数百人という単位で、大量に採用するという形態は、今でも多くの企業が採っています。新卒一括採用をやめるという会社は、外資系企業を除けばかなり稀です。

そうした雇用慣行は、沼津市周辺の会社でも言えます。大都市圏よりも小規模な会社が多い地域ゆえに、昔ながらの人の採用をしている会社は多いかもしれません。転職となると、職種や業種によっては狭き門ながら、新卒となれば市況も少し変わり、業種や職種を選り好みしすぎなければ、極端に困ることはないのかもしれません。ラブライブ!サンシャイン!!が好きで沼津に移住したいという人は今なお多くいらっしゃるようですが、いっそ新卒で沼津に移住できるのかどうかということについて、考えうる選択肢を検証してみたいと思います。

2.安牌なのは公務員ではあるものの・・・

新卒で就活をする学生が沼津市周辺で職を探すとなった際、一番安牌なのは公務員でしょう。沼津市をはじめ、周辺の通勤可能な自治体の職員を目指してみるのも良いかもしれません。勤務地もほぼ決まっており、稀に企業や団体への出向が発生することがあるようですが、遠方へ配属されることはほぼないはず。給与もここ数年でかなり改善しているようで、沼津市役所の大卒一般事務の2025年4月時点での初任給は約24万円*1と、後述する民間企業と比べても遜色ない水準です。

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他方で、公務員試験は地方の自治体であってもそれなりの難易度であることも事実です。沼津市の職員採用試験でも、2026年4月採用の試験での一般事務の職種には、例年およそ20名程度の採用枠に対し、200人以上が応募したそうです。専門性の高い技術系の職種はまだ倍率が低いようで、該当する分野を専攻している学生にとってはねらい目かもしれませんが、文理問わず受けることができる一般事務は、狭き門と言っても過言ではありません。特に就職を機に移住することを考えている人にとっては、「なぜ地元の自治体ではなく沼津市なのか」という軸がないと、地元出身の人よりもずっと不利になってしまうでしょう。

もっとも、公務員ほど確実な仕事は多くはないはずであり、しっかり対策をして目指す意味もあります。大学が少ない静岡県東部において、地元出身の大学生が就職を機に戻ってくるケースは減ってしまっているようで、そうした状況が続くとなると、少しは応募者数や倍率なども変わってくるかもしれません。また、鉄道高架事業や再開発事業、治水事業などが今後予定されている沼津市においては、建築系や土木系の職種の採用が、今後増えることも考えられます。その辺りの分野を専攻している学生さんであれば、まじめに考えてみても良さそうです。

3.民間企業は異動の可能性大、当たりはずれも大きい?

公務員ではなく、民間企業を目指してみるのも選択肢として十分に考えられます。沼津市に限定してしまうと数が限られてしまいますが、通勤圏内の周辺市町まで範囲を広げれば、企業の数は決して少なくないです。業種も様々で、メーカーからサービス業まで、幅広い企業から探すことができます。その分間口も広いと言えるため、公務員ではなくこちらを目指してみるのもアリでしょう。

しかしながら、民間企業は公務員よりも色々な意味でリスクが高いです。まず1つは待遇と環境。地元企業には小規模な企業も多いため、給与水準で大都市圏の企業に劣ってしまうところも少なくありません。給与以外にも、福利厚生があまり整っていなかったり、休日が少なかったりするような企業も多いです。また、コンプライアンスの意識やハラスメントなどの対策も未達な企業も少なくないため、仕事で何らかのトラブルに巻き込まれたり、仕事を続けることが難しくなってしまったりする可能性も、大都市圏の会社に比べるともしかしたら高くなってしまうかもしれません。私の知り合いの中でも、そうした話はいくつか聞いたことがあります。

そうした観点で行くと、沼津市やその周辺に事業所や支店、営業所を持つ大きな企業を目指すということも、1つの選択肢として挙がってくるかもしれません。大きな企業であれば、移住先であっても独身寮があったり、給与も決して低くなかったりするはずで、生活面での苦労は少なく済むように見えます。ただし、そうした制度が充実している背景には、「全国で採用して全国各地の拠点に配属し、その後も配置転換を繰り返す」という制度があるはずで、最初の配属で沼津に行くとは限らず、運よく沼津に配属となっても、数年後には沼津を離れなければならないことになる可能性は十分あります。大きな企業であっても、「こんなはずじゃなかった」ということになるリスクは大いにあります。

4.早めに手を付けて、じっくり選ぶべき

新卒で沼津に移住する、言い換えれば、移住を前提に沼津とその周辺で就活をするということは、決して不可能とは言いませんが、色んな意味でのハズレを引いてしまう可能性は大いにあります。働き口自体は決して少ないわけではない地域ながら、主に待遇や職場環境の面で大変な企業は少なくありません。変なところや合わないところに就職してしまったために、折角移住した沼津で嫌な思いをしてしまうことは、決してあってほしくありません。これは移住者としての私の率直な思いです。

新卒での移住を真剣に考えるのであれば、まずは早いうちから就活に手を付けておくことをお勧めします。通勤できそうな範囲にどんな企業があって、そこがどんな事業を展開しているか、どのくらいの規模で給料はどのくらいかなど、そうした情報を早いうちから集めておくのに越したことはありません。そうやって行きたいと思える企業をリストアップしたら、何らかの機会を見つけてその企業の人に会ったり、インターンシップなどがあればそうした場には積極的に参加したりするのが良いでしょう。ネットだけで就活が完結できてしまう時代ながら、対面に越したことはありません。どんな人がどんなところで働いているかを生で見ることで、自分がそこで働く姿を想像できるはずです。沼津以外の地域でもどこでも言える基本的な内容ではありますが、働いたり暮らしたりするという観点では全く知らない土地での就活になるため、基本に忠実になることに越したことはないでしょう。その他、細かいところを上げていくとすれば、車の免許は絶対に学生のうちに取っておくべきです。仮に通勤が電車やバス、自転車などで済んでも、仕事で車を運転する必要があるという企業が圧倒的に多いです。早めに免許を取り、車の運転に慣れておくべきだと考えます。

仕事探しを自由にできるのは、新卒の就活が最初で最後かもしれません。転職は色々な意味で制限があったり、新卒よりもずっと現実を見て仕事を選ばなければなりません。フラットな視点で、何にも縛られずに企業を選ぶことができる状況で、仕事探しとセットで沼津への移住を考えることは、先のリスクは十分に考えておく必要はあるものの、見方次第では転職よりも簡単かもしれません。就職について考え始める人が多いであろうこの季節、新卒で沼津に移住したいと考える人がいたら、私は大いに応援したいと思います。

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*1:地域手当含む。このほかに通勤手当や住居手当、時間外勤務手当などが支給されます。

【就活】オタク目線で見た転職

沼津から東京の実家に帰った時のこと。新宿駅からかれこれ30分くらい京王線に揺られていましたが、電車の中で目に入った広告の多くは転職サイトのものでした。新卒入社から3年以内に3~4割の人が離職し、気軽に転職をしてしまうこの時代、転職エージェント*1や転職スカウトサービス*2が乱立し、「みんなどこかを使っている」というような風潮すらあるようです。ここ数年で一気に身近になった転職を、オタク目線で考えてみました。

1.スマホ1つで転職できてしまう時代?

テレビを見ていても転職サイトのCMが四六時中流れているこのご時世、「職を変える」ことがとてもカジュアルなものになってしまっているようにも感じられます。SNSにおいても、インフルエンサーのようなアカウントがキャリアについて耳障りの良い話を流し、Twitterであればツリーで転職エージェントのサイトのリンクを貼り付けて、仕事について少しでも迷っている人を軽率に転職へと誘導しているような様子は日々散見されます。

見出しにもある通り、今やその気になればスマートフォン1つで転職活動ができてしまうような世の中になってしまいました。スマートフォンから転職エージェントに登録し、スマートフォンで履歴書と職務経歴書を作成し、スマートフォンのカメラ経由でアドバイザーと面談して、アドバイザーに言われるがままに企業にスマートフォンの画面で応募。企業の採用担当者との面談もスマートフォンからリモートで済ませるどころか、企業によっては最終面接すらWebで行ってしまうところもあるほか、入社前の手続きもスマートフォンで進めることができます。手続き上の不明点もチャットなどで出来るため、対面はおろか電話やメールでの問い合わせも不要なこともあります。

転職活動の末に入社するかもしれない会社に一度も足を運ぶことなく、そしてその会社の人と一度も合うことすらなく、スマートフォンの決して大きくない画面の中だけで転職活動が完結することが、空想上の話では全くない時代になったとも言えます。職業選択の自由は憲法でも定められた国民の権利であり、誰もが希望する職業に就けることはあるべき姿かもしれませんが、職業とは同時に人として生活する上での土台になりうるものであり、どこでどんな仕事をしたかということは、その後の職歴の形成にも関わるものでもあります。数十年にもわたる転職後の人生を左右する活動が、スマートフォンで軽率に済ませることができてしまうような、ある意味でとても恐ろしい時代にもなったとも考えることができます。

2.転職のメリットとデメリット

そんな大転職時代とも言える今日この頃ですが、そもそも転職とは何のためにするのでしょうか。もっと言えば、転職をしてどのような良いことがあるのでしょうか。転職することが目的ではないはずで、ほかの何らかの目的があるからこそ、皆さん転職したいと思うはずであり、実際に転職に向けて動くはずです。

転職することのメリットをまず考えてみたいと思います。1つ上げられるとすれば、会社を変えることによって、収入が増えるかもしれないということが挙げられます。それまでの経歴やスキルが高く評価されれば、新しい会社でより良い給料をもらいながら働くことができるかもしれません。2つ目があるとすれば、自分にあった風土の会社で働くチャンスをもう一度得られるということがあるのでしょうか。もっと成長したいという人であれば、より周りと切磋琢磨できるような会社に移ることができるはずであり、逆にもう少しゆるくまったりと働きたいという人であれば、仕事の内容もそれ相応の会社に行けるチャンスを得られるものと思われます。それまでの会社で不満に感じていたり、何か違うと思っていたりすることを、思い切って変えられるということは、転職のメリットなのかもしれません。

オタク目線で見た転職というタイトルの通り、オタクとしての転職のメリットを考えてみます。1つ目は趣味の時間をより長く捻出できる仕事に移ることができるということでしょうか。残業や休日出勤が多く、余暇がほとんど取れないという人が、転職によって余暇が生まれ、趣味に割ける時間が生まれるということは容易に想像することができます。有給休暇も取りやすい職場であれば、イベントにも日程にゆとりをもって参加できるようになります。2つ目には、収入が増えることによって、ライブやその他イベントに参加したり、グッズなどを買ったりする予算を増やせるということがあるかもしれません。薄給では生活するのに必死で、趣味にかけることができるお金がほとんどなく、それを転職によって解決できるという可能性は確かにあります。

しかしながら、転職にはもちろんデメリットも存在します。当然ながら転職という行為には当然ながら「退職」というものも付いて回ります。一度でも転職を経験するということは、同時に退職も経験するということでもあります。すなわち「会社を辞めたことがある人」という、見方次第ではネガティブな実績を経てしまうということです。転職回数が少なかったり、長年にわたって勤め上げた実績があったりすれば話は別ですが、あまりに短期間での離職が続いてしまうと、長続きしないという印象を抱かれてしまうことも一般論として存在します。転職がその後のキャリアにおいてマイナスに作用する可能性が大いにあるということです。軽い気持ちで転職した人が、その後何らかのやむにやまれぬ事情で転職を余儀なくされた際、過去の職歴で不利になってしまうということは、今の日本ではやはりまだ根強くあるようです。また、転職で年収を上げることができるという考え方は、必ずしもすべての場合において当てはまるわけではないということは確かです。働きやすさや負担の軽さで会社を選んだ場合、収入や福利厚生などの条件が転職前よりも悪くなってしまう可能性もあります。

オタクにとっての転職のデメリットは、メリットの裏返しなのかもしれませんが、一番はやはり経済面のものが大きいです。収入が減ってしまう可能性が存在する以上、趣味を転職前以上か、あるいは同じくらい楽しめたりするかということは、確実であるとは言い切れないでしょう。短期での離職や転職を繰り返してしまうと、より良い仕事に巡り合うどころか、それまでと同等の仕事に就くことのハードルも上がってしまいます。転職を経て趣味が充実すればよいのかもしれませんが、それを成功させることと失敗してしまうこととは、紙一重であるとも言えるのではないでしょうか。

3.転職活動はどう進めようと大変

こんな記事を書いている私自身、3年前に転職活動を経験しています。前職に在籍しつづけながらの転職活動を行い、約2ヶ月で今の会社の内定を獲得しました。実はその前にも、転職活動を初めてから1ヶ月ほどのタイミングでも、別の会社の内定をいただくことができていました。そちらの会社の内定を受諾しようと考えてもいたものの、待遇面で折り合いがつかず、その会社の内定は辞退しました。新卒での就職活動と転職活動は様相が全く異なりますが、その当時でも会社を選ぶ余地はまだあったみたいです。

とはいえ、仕事をしながらの転職活動は、主に日程の面で大変でした。仕事がある平日に面接を受けに行かなくてはならないため、有給休暇を取ったり、フレックス制度を使って会社を早上がりしたりして、そのお休みの日や早く帰ることができた日にできるだけ多くの会社の面接を詰め込む必要がありました。応募先の会社も、いつでも面接の対応ができるというわけではないため、転職エージェントの担当者には相当無理を言いつつ、日程調整をぎりぎりのところでやってもらっていました。それ以外の日でも、土日のような休みの日や平日の仕事の後も、履歴書や職務経歴書の見直し*3や選考日程の調整などに追われるなどしており、気が休まらない2ヶ月間を過ごしていました。

一方で、転職活動を始めるにあたり、まず最初に勤めている会社を辞めてしまうという選択肢もあります。そうした転職活動の進め方でも、日本には失業保険という制度もあるため、ある程度の水準において生活が保障されている状況下で、仕事のスケジュールに左右されることなく、転職活動を進めることができます。失業保険に頼らなくても、転職活動の合間でもできるようなアルバイトやパートの仕事をすれば、正社員よりも時間にゆとりを持たせつつ、生活費はなんとか稼ぐことができます。しかしながら、フルタイムの正社員よりも収入が少なくなってしまうことは否めず、所帯を持たずに実家などを拠点に転職活動を進めるのであればまだしも、家族を養う必要があったり、実家に頼ることなく転職活動を進めなければならない場合、そうした手段は経済的にも非常にハイリスクであると言えます。また、職歴に空白期間が生まれてしまうということが、将来また転職することになった場合にマイナス要因として働いてしまう可能性もあるということにも、十分留意するべきです。

私の経験談を踏まえても、時間や心理的な余裕があまりなかったという点で、例えば趣味を楽しむ時間が少なくなってしまったり、残った時間を休息に充てることが増えてしまったりするので、在職中に転職活動を行うことはあまり強くはオススメできません。仕事を辞めて転職活動を行っていたとしたら、金銭的な面で苦しい思いをしていたことは想像するに容易く、お金がなくて趣味を楽しめなかったり、金銭面の余裕の無さが心理的な余裕の無さにつながってしまったりしていたかもしれません。どう進めたところで、転職活動は新卒の就職活動よりもずっと大変です。オタクにとって趣味は必需品になりうるので、それを楽しむ余裕がなくなってしまうということは、経験からも感じています。

4.その転職は本当に必要ですか?

転職の大変さを書き連ねてしまいましたが、転職そのものを否定するつもりは全くありません。何度も繰り返す通り、私自身が転職の経験者であり、転職によってこれまでのところ収入を増やすことができていたり、それによってできることも増えていたりするので、そうした経験をしつつ転職を否定することはできないと考えています。また、世の中にはやむにやまれぬ事情で転職をせざるを得ないケースも往々にしてあるので、そうした場合は転職活動を積極的に進めるべきです。勤め先が長時間労働やハラスメントが横行しているブラック企業で、このまま在籍し続けると心身に不調をきたしかねないというようであれば、どんな手段を使ってでも転職することを強くお勧めします。

しかしながら、なんとなくの理由での転職であれば、履歴書や職務経歴書を書き始める前に、今の会社がなぜダメか、良いところはないか、捨てがたいところはないか、救われたことはなかったかなど、転職に至る理由やその源流となるものを一通り棚卸してみる必要があるかもしれません。それは本当に転職をしなければならない理由になるのか、転職によってそれが全て解決するのか、そうしたものを全て洗いざらい整理して、転職をするか否かを決めるべきです。転職を考えるに至った真因を突き止め、その解決策をちゃんと精査しないと、転職した先でまた同じ壁にぶち当たってしまうと考えます。

5.経験者としても軽率な転職はオススメしません

転職を経験したオタクとしては、転職とはやはり決して小さくはないイベントであり、しっかり考え抜いてから行動に移るべきだと考えています。その結果が転職であったり、その他家族の問題などやむを得ない事情があったりした場合には、そうした転職までは否定するつもりは一切ないです。前半にも書きましたが、日本には憲法でも定める職業選択の自由があります。誰しもが好きな仕事をして、そしてそれを糧に幸せに生きていく権利もあるはずです。そのための転職であれば、むしろ進んでおすすめします。しかしながら、漠然とした不安や不満が動機になっているとすると、何がダメで転職活動をしているのか、何のために転職活動をしているのかということがあいまいになってしまい、いい結果は出てこないと思います。20代のうちに複数回の転職を経験する人もかなり増えているようで、日本でも近い将来転職が更に当たり前になる時代が来るのかもしれませんが、そうなればなるほど、何のための転職活動なのかをしっかり考えた方が、より良い結果になると考えます。

私自身、転職活動の結果は決して良いものばかりではあったとは言えません。入社初年度は算定期間の都合でボーナスの金額が減ってしまい、ボーナスが出たら買おうというものがあまり買えなかったということがありました。転職に伴い住宅関連の制度ががらりと変わって、独身寮を出て全額自己負担で賃貸のマンションを借りることになり、住居にかかる金額が爆増したということもありました。仕事の量も転職前より実は増えていて、給料も上がり残業代もいっぱいもらえてはいるものの、会社での拘束時間もかなり長く、平日は沼津でほぼ寝るだけという生活が、かれこれ2年以上続いています。そして何より、前職で退職の意向を上司に伝えるときは*4、なんだかんだお世話になった方であったこともあり、面接で難しい質問に答える時以上に気が重かったと今でも覚えています。

繰り返しにはなりますが、この記事において転職活動の全てを否定する意思はなく、必要な転職活動は是非とも進めていただきたいです。しかしながら、転職活動は活動中に相当なコストがかかってしまうほか、活動後にも大なり小なり大変なことがいくつもあるはずです。経験しないことに越したことはなく、もし転職活動をすることになっても、その回数はミニマムであるべきだと考えています。普通の人にとってもそうですが、オタクにだって同じことが言えるでしょう。趣味を好きに楽しむには、仕事がどうあるのかが最適なのか、転職を目的にせずしっかり考えた方がよいと思います。

*1:転職エージェント:求職者が履歴書や職務経歴書などで経歴やスキルを登録し、その情報と希望する職種や条件などをもとにして、アドバイザーなどが求人を求職者に紹介したり、企業の採用担当者に求職者を紹介するもの。ほとんどの場合で求職者はサービスを無料で利用できますが、企業側には採用時の想定年収の何割かの手数料が課されると言われています。

*2:求職者が自身の経歴やスキルを登録することで、それを閲覧した企業の採用担当者などが求職者に対してスカウトを送信するというもの。サービスによっては求職者が課金するものもあるようです。

*3:使いまわすわけにもいかないため、会社によって志望動機や自己PRを少し変えるようなことをしていました。

*4:退職にあたって退職代行は使っていません。上司に退職の意向を告げてから退職日について交渉し、現職への入社日も決めました。