ラブライブ!サンシャイン!! Aqours 5th LoveLive! ~Next Sparkling~

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5thライブが終わりました。「エモい」という言葉が最近よく使われますが、今回のライブを一言で形容するために作られた言葉なのではないかと思える、そんなライブでした。


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(↑2日目セットリスト)
全体の印象として、MCの挨拶や衣装紹介を極力短くし、劇場版曲を核にしたライブでありながら、劇場版本編の映像も必要最小限としている印象を受けました。それゆえ、似たような設定(アニメ2期の曲中心)であろう3rdライブよりも、「濃い」ライブだったようにも思えます。主に4th以降、アニメ1期の曲をやることが多かったのですが、今回は1期OPの「青空Jumping Heart」とSaint Snowの「SELF CONTROL!!」くらいだったのかなと。Saint Snowが登場しながらも、「Awaken the Power」は歌われなかったのも、今回はあくまで劇場版が中心となっているのかと思わせるところでした。相当久しぶりであろう「Daydream Warrior」や「スリリング・ワンウェイ」、まだ早いだろうと思われていたアニメ2期BD特典ユニット曲、そして未発売のAqours CLUB 2019のテーマソング「Jump up HIGH!」が歌われるなど、いい意味で期待を裏切られたライブでした。

今回のライブでは新情報の発表は一切ありませんでした。アンコールではユニット曲を歌い終わった後、最後の挨拶は入らず(アンコール前にしていた)、そのまま最後の一曲である「Next Sparkling!!」に移り、歌い終わったのちそのまま去っていきました。

この前の9周年生放送で、来年の「ラブライブ!フェス」や「ラブライブ!サンシャイン!!ライブツアー」の開催が発表されているほか、Aqours CLUBのファンミーティングも年内におそらくあるでしょうから、今後Aqoursのライブがμ`sのファイナルライブから今度のフェスの間の期間並みに開くということはないのでしょうけれども、スケジュールが空白ばかりだと、やはり不安になるという人は多いようです。「何も言われていないけど、今回がファイナルライブなのでは」という声も出ているくらいには、皆さん気がかりなのかなと。

もっとも、「空白」や「不安」というものが、今の(劇場版の物語を経た段階の)Aqoursそのものなのかなと思うところです。3年生が卒業し、1年生と2年生の6人は、新しい高校で活動していくことを決心してはいましたが、新しい環境はやはり「不安」だろうし、将来はまだ「空白」のままであるのかなと。「空白」であるが故、確かにこのまま無くなってしまうのではと「不安に」思うことも理解できなくはありません。一方で、未来が「空白」であるのなら、これから先まだまだ走り続けてくれることだって期待できるわけです。

Aqoursがこの先どう進んでいくかはわかりませんが、とにかく今は全力で応援し追っていこうと思わせてくれたのが今回のライブでした。元気よく走り続け、そして高くジャンプアップしてくれたら、それほどうれしいことはありません。先日あわしまマリンパークの謎解きイベントのために沼津に行きましたが、今月はもう一回沼津に行くことにしています。最近ではすっかり巡礼以外の観光や街歩きも楽しんでいますが、それもひとえにAqoursが沼津という地に引き寄せてくれたおかげなのかなと思います。

Aqoursへの思いを再確認させてくれたことに感謝しつつ、今回の記事を〆たいと思います。お読みいただきありがとうございました。

(写真は筆者撮影)