2015年に活動を開始した「Aqours」が、本日めでたく8周年を迎えました。
『ラブライブ！サンシャイン!!』グループ名決選投票の結果、「Aqours（アクア）」に決定し ました。投票総数は2万3789通。多数のご投票ありがとうございました。今後も応援よろしくお願いします。 http://t.co/PypRtKkd64 #lovelive
— ラブライブ！シリーズ公式 (@LoveLive_staff) 2015年6月27日
ラブライブ！サンシャイン!!自体は、2015年の2月にスタートしましたが、Aqoursの結成日はその年の6月30日であるとされています。同年10月には1stシングルが発売され、翌年には2ndシングルがリリースされたのち、テレビアニメも放送されました。2017年には横浜アリーナにて1stライブを開催。以後、テレビアニメ2期や劇場版、全国各地やアジア、アメリカでのライブなど、8年間での活動は多岐にわたります。
8年目を迎え、また後発のグループも人気を集めている中、スピンオフ作品の展開や昨年に引き続き沼津市内でのライブイベントの開催が決まるなど、Aqoursの勢いは依然衰える様子がありません。本日6月30日には、Aqours CLUB 2023のテーマソングCDも発売され、今後1年間は活動が続くということが確実になりました。
8周年は「富士山すゑひろがりプロジェクト」と題したものになり、テーマソングも「SORA, FUJI, SUNSHINE!!」という曲名になりました。試聴動画にも収録されていますが、曲の冒頭が「ふじの山」の合唱という、今までなかった様子の曲になっています。ラブライブ！シリーズを見渡しても、また、他のアイドル系コンテンツの様子を見ても、地元とのつながりがここまで深いものは、そうそうないはずです。
8年間の歴史の中で、地域とのつながりは、必ずしも順風満帆とはいかない時間もありました。沼津市内に設置されたカラーマンホールがいたずらで傷つけられるという事件が起きた際は、「アニメの聖地」におけるアニメファンの立ち居振舞いが改めて問題視されました。また、新型コロナウイルスの感染拡大期には、感染拡大防止の施策のために県外からの来訪が困難になったり、静岡県内にて予定されていたライブイベントが行政からの要請により直前になって中止・延期になってしまったりと、ファンと地域の間における溝が深まったこともありました。
このような困難な時期もありながら、度々開かれるライブ等のイベントには多くのファンが参加し、また、各地から沼津を訪れるファンは未だに途絶えることがありません。また、地元の方々も、少なくとも筆者が日ごろ接する範囲においては、変わらず優しく出迎えてくださるだけではなく、こちらの話にも熱心に耳を傾けてくださったり、地元の方ならではの見どころを教えてくださったりと、地域にすっかり根付いているような感覚にもなります。アニメなどのコンテンツを用いた地域振興等の話は各地で聞かれますが、沼津市におけるラブライブ！サンシャイン!!は、その枠にはまり切らないように感じられます。
直近で行けば幻日のヨハネのアニメの放送や、秋冬に予定されているライブイベントが楽しみなところでありますが、8周年にしてまだまだいろんなものを見せてくれそうな気がするのは、やはりすごい9人組だなと感じる次第です。7thライブや5thシングルも気になっていたり、ユニット活動もやってほしいなと思っていたり、やってほしいことは挙げだすとキリがないのですが、まずは8年間も続いたことに感謝せねばならないと思っています。8周年、本当におめでとうございます。
