プリウスに乗ってみた

先日の沼津巡礼旅行、総勢5名で移動したわけですが、そうなるとそれなりの広さを持った車でないとやや窮屈な車内になってしまいます。レンタカーを借りるにしても、デミオスイフトヴィッツあたりの車だと、乗れないことはないにせよ、正直なところ厳しいといわざるを得ず、もう一回り広い車が欲しくなるところです。

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ということで今回借りたのが「トヨタ・プリウス」です。言わずと知れたハイブリッドカーの代表ともいうべき車です。最近では、大変悲惨な交通事故の当該がプリウスだったことから、すっかりイメージが悪くなってしまった感がありますが、現行型のプリウスを街中で少なからず見かけるところを見るに、今なお高い人気を誇る車というべきなのでしょうか。

写真は撮り忘れましたが、荷室の広さが思った以上でしたね。「プリウス=トランク狭い」というイメージがあたので、ここはかなり意外でした。分類上は「セダン」となるらしいプリウスですが、荷室のドアが大きく開く設計*1となっており、一般的なセダンよりも荷物の積みこみやすいと感じられます。シートの座り心地もよい上、運転していて疲れを感じさせないものでした。

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現行型の4代目モデルは、トヨタの新世代プラットフォーム「TNGA」を採用し、トヨタも歴代のプリウスとは打って変わって、走りの良さをアピールしているような節が若干見受けられます。実際に走らせてみても、思った以上に安定感を感じられました。乗り心地もよく、いやな振動がかなり抑えられているようにも感じました。サスペンションの設計やダンパーの制振性能、車体の剛性などがかなり良いからなのかなと思います。

一番面白いと思ったのは、やはり「回生ブレーキ」でしょうか。ブレーキをかけるとバッテリーがたまっていく感覚は、ハイブリッドならではのものであり、面白いと感じました。停止寸前に回生ブレーキの失効を感じるような感覚がありましたが、それもそこまで気にするものでもなく、全体的に違和感なく運転できる車だと思いました。ハイブリッドの車を運転するのはかなり久しぶりであり、これほどまでの距離と時間を運転したのは初めてのことでしたが、これはこれで楽しいなと思いました。

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2日間借りて、沼津市周辺で高速道路以外のいろいろなタイプの道を走ってみて、プリウスの大まかな性格がつかめたような気がします。高速道路を試す機会がなかったのが残念でしたが、仮に高速道路においてもそれなりの走りを見せてくれる車であれば、日本においてはプリウス以上に優秀な「実用車」は、そうそういないのではないかと考えます。他の最新世代のトヨタ車や、トヨタのハイブリッドの車にも乗ってみたいと思ったところです。

ネガティブなイメージが付きまといがちなプリウスですが、まずは乗ってみるべきではないかと考えます。想像以上によくできた車だと思います。日本ではこれ以上の車は必要ないのではとも思えてしまったほどです。強いて言えば、フロントデザインが、「デザイナーに何かあったのか」と思ってしまうようなものなのが残念でしたが、マイナーチェンジでデザインが変わり、だいぶマシになった(というかかなりカッコよくなった)ようですね。

今回はここまでです。お読みいただきありがとうございました。

 

 

写真は筆者撮影

*1:「5ドアセダン」と分類する場合があるが、実態はハッチバックに近いともいえなくもない